NTTコミュニケーションズ(NTT Com、和才博美社長)は、偽造・盗難キャッシュカードによる預金の不正引き出し対策として損害保険会社と提携し、金融機関に対して「ATM出金ロックサービス」を提供する。その第一弾として、東京海上日動火災保険と提携する。なお、今後は他の損害保険会社との提携も順次拡大する予定。

 同サービスは、ATM利用時に携帯電話を「カギ」代わりにする本人認証機能で、預金の引き出し可能金額を通常0円に設定(出金ロック)しておき、引き出し時に携帯電話からロックを一時的に解除するサービス。出金ロックの状態では、カードと暗証番号があっても引き出しは不可能となる。

 NTT Comは、同サービスを金融機関との共同センターサービスとして提供、導入コストはICキャッシュカードのシステムに比べ低価格で、初期導入コストが3000万円程度から、月額基本料が60万円から。平成17年後半に提供開始、平成19年3月までに約50の金融機関への導入を見込む。

 なお、今回の提携により、東京海上日動火災保険では、同サービスを利用する金融機関に対し、キャッシュカード盗難保険の保険料割引を適用する。また、NTT Comの提供するサービスを取引金融機関に紹介していく。