日立製作所 都市開発システムグループ(大沼邦彦グループ長&CEO)は、通常の「鏡」として人の姿を映すだけでなく、その空間や場面に適合した文字情報や映像情報を重ねて表示することができるミラー型ディスプレイ「Miragraphy(ミラグラフィ)」を9月30日に発売する。

 「Miragraphy」は、きょう体内部にPCやプロジェクタなどのデジタル機器を内蔵し、前面には内側に拡散フィルムを貼りつけたハーフミラーを設置したミラー型のディスプレイ。拡散フィルムにプロジェクタからの光を投射することで、「鏡」の表面に映像を表示できる。

 人が近づいた時に情報を自動的に表示したり、インターネットと連動した天気情報などを表示でき、店舗の集客や好感度向上に役立てることができる。また、店舗の会員カードをディスプレイにかざすことで、顧客一人ひとりに応じた情報を表示することも可能。

 このほかの利用想定シーンとして、(1)センサーを内蔵、顧客が近づくと感知して「いらっしゃいませ」などのメッセージを瞬時に表示、(2)映像コンテンツを頭出しして最初から再生、(3)ミューチップやICカード、バーコードなどのリーダを搭載、ミューチップの入った商品タグをディスプレイに近づけることで関連する商品の情報を提供、(4)ディスプレイに専用のカードをかざすと内蔵カメラが連携、試着時や運動時の姿を写真でチェックできる――など。