佐川急便(栗和田榮一会長兼社長)は7月7日、オリジナル梱包資材を用い、梱包・配送時にゴミが出ないパソコン宅配サービス「佐川パソコン便」を発表した。すでに国内パソコンメーカー数社にサービス導入を働きかけており、今後、本格提案を進めていく。Reduce(リデュース:ごみを減らす)・Reuse(リユース:くり返し使う)・Recycle(リサイクル:再度資源として利用する)の3Rに対応したこうしたサービスは業界初。

 家庭などからパソコンを修理に出す際に、パソコンメーカー、ユーザーの間で発生するわずらわしい梱包作業を軽減し、よりスムーズなパソコン修理輸送を可能にするもの。従来のダンボール資材を利用した配送システムで多くのユーザーが感じていた、(1)修理が終わって返送された後の梱包資材(ゴミ)の処分に困る、(2)梱包作業が煩雑で手間がかかる、(3)専用梱包資材以外を使用した場合、輸送時のパソコンへの衝撃が気になる――といった不満を解決できる。

 具体的には、ユーザーがパソコンメーカーへ修理を依頼した場合に、佐川急便セールスドライバーが、空気緩衝材「エアキャリー」と専用外箱を組み合わせたオリジナル梱包資材「SAGAWA softair package」を持って集荷に向かい、ユーザーから引き取ったパソコンをそのオリジナル梱包資材に収納、パソコンメーカーの工場にそのまま送る。修理完了後は、工場で、再度オリジナル梱包資材にパソコンを梱包し、配達先ではセールスドライバーがパソコン本体を取り出して渡す。梱包資材ははセールスドライバーが持ち帰るため、一切ゴミが出ない。

 「SAGAWA softair package」は、燃やしても有毒ガスを発生させないポリエチレンラミネートシートを使用。耐用期間終了後には粉砕し(バックル部分は除く)、建築資材などへリサイクルする。サイズは6種類で、ノートパソコンからデスクトップパソコン、液晶モニタ、プリンタなどにも対応可能。

 同社では、今後パソコンのみならず、精密機器の修理回収輸送にも対応していきたい考え。