ドルビーラボラトリーズ(本社・米カリフォルニア州、ビル・ジャスパー社長兼CEO)は、同社の「Dolby Digital Cinema」システムが、日本国内の6つの映画館に導入されると発表した。今回の導入は、7月9日公開予定の「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」の上映にともなうもの。従来のフィルムに代わり、デジタルデータで上映する“デジタルシネマ”の日本市場への本格的な投入となる。

 「Dolby Digital Cinema」は、デジタル映画の再生と上映管理に関わるすべての要素を網羅したシステムで、「Dolby Show Player」と「Dolby Show Store」の2つのハードウェアと「Dolby Show Manager」ソフトウェアによって構成される。デジタルシネマの上映において必要とされる、高い品質や高度なセキュリティ、柔軟性などの特徴をもち、ハリウッドのメジャースタジオが設立したDCI(Digital Cinema Initiative)が設定するデジタルシネマの国際標準仕様にも準拠している。

 同社のエンジニアは、「スター・ウォーズ エピソード3」のアメリカ公開時から世界中の主要な試写会や劇場へ同行し、システムの導入および技術サポートを行っており、最高品質のデジタル映像と音響体験をドルビーデジタルシネマで提供してきた。

 デジタルシネマは、何度も上映しても画質が劣化せず、配給の際にフィルムを利用しないため制作コストを削減できるという利点があるため、映画興行会社が高い関心を持っている。また、ルーカスフィルム社が、「スター・ウォーズ エピソード3」の公開に際し、Dolby Digital Cinemaシステムを全世界の主要な映画館や試写会での上映システムに選択したことで注目も集めた。同社では、これを機に「Dolby Digital Cinema」システムの導入がさらに世界的に進むことを期待している。