パイオニア(伊藤周男社長)と三菱化学メディア(大塚重徳社長)は、スピンコート法により記録層に有機色素系記録材料を用いた次世代ライトワンス型光ディスクの開発に成功した。

 スピンコート法とは、ディスク上に保護材を塗布後、ディスクを回転させて広げ、UVを照射することで硬化する技術。すでに実用化されているCD-RやDVD-Rなどの記録層の製法と同様であるため、大規模な設備投資は必要なく大量生産ができるという。

 今回開発した試作品は、片面一層で25ギガバイトの記録容量を持つライトワンス型Blu-rayディスクに相当するもの。1.1mm厚のポリカーボネイトを基板に用い、反射膜(合金)上にスピンコート法で有機色素系記録材料を製膜した記録層と、0.1mm厚のカバー層で構成されている。記録・再生時の特性は再生専用のBlu-rayディスクとほぼ同等で、ジッター6.0%、反射率40%となっている。

 両社は今後、Blu-ray Disc Association(BDA)に対し、有機色素系記録材料を記録層に使用したライトワンス型Blu-rayディスクの規格提案を行っていくという。