NECおよびNECマグナスコミュニケーションズ(日比野雅夫社長)は、CATV事業者を対象に、放送とWebの同時表示を実現する次世代セットトップボックス(STB)「楽ビジョン」を発売した。価格は5万5000円から。3年間で80万台の販売を見込んでいる。

 「楽ビジョン」は、日常生活の中心に位置するテレビを「住民の情報窓口」と位置づけ、自治体やCATV事業者によるテレビ放送・インターネット(Web)情報・テレビ電話を連携させた双方向の地域密着型情報サービスを実現するもの。従来型のSTBのように画面を切り替えることなく、同一画面にテレビ放送とインターネット(Web)を表示するとともに、双方の情報を連携表示する業界初の技術を備えている。

 これにより、(1)テレビ番組視聴中に自治体からの緊急災害情報や安否確認、地域商店街からの広告やeメールなどの地域密着型の情報をリアルタイムに送受信、(2)番組を見ながらテレビ番組の関連情報を同一画面のインターネット(Web)で閲覧、(3)日常使い慣れているテレビを利用するため、子供から高齢者まで簡単に操作でき、気軽・確実に情報を送受信―─することが可能になる。

 「e-JAPAN」構想によって整備されたネットワークインフラをベースに、地域のさらなる「安全・安心」「活性化」を実現するサービスの展開が求められている。同社では、「今回の新製品によって、自治体・CATV事業者と住民との双方向の地域情報サービス基盤が整備されれば、安心・安全な地域づくりや地域コミュニティの活性化が期待できる」としている。