リンクス、ホームシアター用PCケースとデスクトップやサーバー対応電源

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2005/05/31 11:07



 リンクスインターナショナル(川島義之社長)は、静音性と拡張性を高めた
ホームシアター向きの高級HTPC(Home Theater Personal Computer)ケース「MCE601」を6月3日に発売する。店頭推奨価格は4万2800円。また、ENERMAX社製電源「Coolergiant CGL-590AH」と「同 CGL-660AH」を世界に先駆け、日本で6月1日に発売する。店頭推奨価格は「CGL-590AH」が1万9800円、「CLG-660AH」が2万4800円。

 「MCE601」は、高級ホームシアターPCにふさわしいデザインと拡張性、静音性と冷却性を実現。AHANIX社がカスタマイズした静音電源「MPT-350D」を搭載し、ATXタイプのマザーボードも搭載可能。3.5インチベイ部分にプッシュ式開閉パネルを備え、FDDやカードリーダーなどが搭載できる。

 5インチベイを1基、3.5インチベイを1基、3.5インチシャドウベイを3基、背面拡張PCIスロットを7本備え、USB2.0×2、IEEE1394×1、Mic/audio×1のフロントアクセスも追加した。Micro ATX/Standard ATXを搭載可能で、きょう体カラーはブラックとシルバーの2色。このほかの特徴は、(1)アルミきょう体による放熱性、(2)背面には60mm Silent Fanを2基搭載、(3)パッシブダクト、グラフィックカードの熱を排気する通風口など効率の良い排熱を行う――など。

 一方の電源は、デスクトップ、サーバー、ワークステーションシステムに対応。インテル875(Canterwood)、865(Springdale)、925(Alderwood)、915(Grantsdale)、および次世代CPU・チップセットを使用した955(Glenwood)、945(Lakeport)と、アスロン64/64FXプロセッサーベースのシステムをサポートする。さらに2系統のPCI-E AGP電源コネクタは、SLIのグラフィックス性能を完全サポートした。

 電源供給機能として、2系統12V出力による安定したクリーンな電流供給や、各規格に対応したメイン電源コネクタ、プロセッサ電源コネクタを備え、SATA電源コネクタ、PCI-E AGP電源コネクタ、など最新の電源コネクタを搭載する。保護機能としては、電源寿命を延長するスマートファン機能や、過電流/過電圧による故障を防ぐ多重保護回路機能を搭載し、各種安全規格を取得している。