モバイル放送と宮崎交通は、かねてより共同で導入をすすめてきた、モバイル放送受信システム(モバHO!)を搭載した高速バス「はまゆう号」の試験運行を5月28日(土)から開始する。

 「モバHO!」は、移動体向けの衛星デジタルマルチメディア放送サービスで、パラボラアンテナを利用しなくても番組が見られるのが特徴。これまで困難だったニュースやスポーツなどのリアルタイム情報を安定して視聴できる。まず映像番組8チャンネル、音楽・音声番組30チャンネルの配信で開始し、順次チャンネル数を増やしていく予定。

 従来の衛星追尾型の受信システムでは、装置が高価なうえ、安定して衛星を捕捉できないなどの課題があった。それを、小型アンテナと受信チューナーシステムを利用した「モバHO!」によって解決。走行中での安定した映像番組、音楽・音声番組の受信を可能にした。取り付け工事費を含めても安価なため、他の交通機関に対する高速バスや観光バスの競争力強化につながるとの期待も大きい。また、モバイル放送では、防災情報の配信を予定しており、将来はバスなどへの緊急警報の受信システムへの活用を想定している。

 なお、宮崎交通高速バス鹿児島線「はまゆう号」は、宮崎駅前バスセンター?都城北?鹿児島空港?鹿児島を所要時間2時間50分で走る。走行本数は1日8往復。