「価格.com」運営のカカクコム(穐田誉輝社長兼CEO)は5月25日、「価格.com」を一般消費者向けに5月24日午後9時45分に再開したと発表した。<br />


 「価格.com」運営のカカクコム(穐田誉輝社長兼CEO)は5月25日、「価格.com」を一般消費者向けに5月24日午後9時45分に再開したと発表した。

 カカクコムは、5月11日に不正アクセスによるプログラム改ざんが見つかり、アクセスしたユーザーがウイルス感染するなどの被害が出た。このため14日午後2時にサイトを閉鎖していた。サイト再開は約9日ぶり。業績に対する影響は現時点では明らかにしていない。

 サイト再開にあたって、OSの再インストールやソフトの見直しなどを施し、システムを刷新。セキュリティベンダーの専門家など社外からも人員を募りセキュリティ対策委員会も設置して、情報セキュリティ対策レベル向上に努めた。また、社内の管理体制も見直した。

 今回の事件で、「価格.com」にアクセスしたユーザーが、ウイルスに感染してしまうほか、同社のメールサービス「お知らせメール」利用者のメールアドレスが盗まれるなどの被害が出ている。同社のサイトにアクセスしたことで、ウイルス感染したユーザーは不明。問い合わせ件数は1333件(5月24日時点)にのぼった。メールアドレスの流出件数は2万2511件。メールアドレスが漏れたユーザーには、24日午前10時にメールにて通知したという。

 穐田社長兼CEOは、メールアドレスが漏れたユーザーに対しての補償に対して、「今回は社内内部の問題で流出したわけではなく、悪意のある第三者からのハッキングによる事件のため、復旧のためのメールにサポートのみで対応する」とした。また、広告主に対しては、「営業担当者が個別の話している段階だが、何かしらの対応をする」とした。さらに「考えられる最高レベルのセキュリティ対策を施していたつもりだが、今回の事件で、100%の対策はありえないことを実感した。このような事件は、どの会社にも起こりうることだ。サイバー攻撃に負けず安全対策に取り組みたい」とセキュリティー対策の難しさを語った。