シヤチハタ(本社・名古屋市、舟橋紳吉郎社長)とスカイコム(荒武捷二社長)は5月23日、電子文書ソリューションで業務提携したと発表した。6月下旬から、保存機能を備えた高機能PDF閲覧ソフト「SkyPDF Viewer 1.0」の無償配布と、電子署名機能、PDF生成機能を搭載した「SkyPDF Tools 1.2」の共同販売を開始する。

 シヤチハタは、電子印鑑市場において、95年から10年の間に「パソコン決裁」ブランドで約18万ライセンスを販売してきた。一方、スカイコムは、04年3月のPDF市場参入後、約85万ライセンスの販売実績をもつ。今回の業務提携で、電子の紙と電子印鑑の相乗効果を実現し、PDFによる電子文書の利用拡大を図ることが狙い。

 無料配布する「SkyPDF Viewer 1.0」は、閲覧・フォーム入力から、保存まで可能な高機能PDF閲覧ソフトで、シヤチハタの電子印鑑データを購入するだけで捺印できる機能を搭載する。電子印鑑による捺印は、これまで対応するPDFソフトの選択肢が少なく、また、購入しなければ利用できなかった。

 共同で販売する「SkyPDF Tools 1.2」は、PDFを電子の紙としてより有効に活用するためのパッケージソフトで、電子印鑑データを同梱し、PDFの生成、捺印・電子署名、紙文書入力機能などを搭載する。価格は9600円で、ライセンス価格は8000円。年間50万ライセンス以上の販売を見込んでいる。

 どちらのソフトも、PDFによる文書の電子化をより少ない費用で実現できるのが特徴。今後、両社はそれぞれの強みを融合し、電子文書の処理業務の効率化を支援するとともに、新しい電子文書アプリケーションやサービスを提供していく予定。