アップルコンピュータは4月14日、新OS「Mac OS X v.10.4 “Tiger”」のプレス向け製品説明会を、東京・初台の同社セミナールームで開催した。<br />


 アップルコンピュータは4月14日、新OS「Mac OS X v.10.4 “Tiger”」のプレス向け製品説明会を、東京・初台の同社セミナールームで開催した。

 「Tiger」は、「Mac mini」「iBook」を始めとしたMacintosh向けOSの最新版。前バージョンに200以上の新機能と新技術を追加し、「さらなる洗練とかつてない進化で、これまでのコンピュータの使い方を一新するOS」と、製品説明会に登場した前刀禎明代表取締役は述べた。また、「デジタルカメラやiPodなどのスタンドアロン製品を、Macをハブにして有機的にリンクさせる」として、Macの“デジタルライフスタイルブランド化”を目指す考えを示した。

 説明会では、開発担当の桜場 浩プロダクトマーケティング課長が「Tiger」に新たに搭載する多くの機能のうち、もっとも革新的な2つの新機能「Spotlight(スポットライト)」「Dashboard(ダッシュボード)」と、大幅に性能が強化された「iChat AV」について、実際にマシンを操作し、画面を見せながら詳しく説明した。

 「Spotlight」は、自分のPC内の書類を検索するデスクトップ検索ソフトに類する機能。ただ、パッケージソフトとは違い、OSと一体化しているため、さまざまなシーン・ソフト(常時表示のメニューバー、「Finder(=Windows OSのエクスプローラに類する機能)」、電子メールソフト「Mail」、システム環境設定など)で利用でき、その検索結果を仮想化して保存することもできる。検索結果は自動的にカテゴリ別に分類され、そのうち最近アクセスした順に20件表示する。もちろん全検索結果を見たり、詳細設定で絞り込んだりすることも可能。

 「Dashboard」は、世界時計・計算機・スティッキーズ(メモ帳)などのちょっとしたアクセサリソフト「ウイジット」を「F12」を押すだけで呼び出せる機能。再度「F12」を押せば、もとの環境にそのまま復帰するため、効率的。なお、「ウイジット」はデザインをHTMLで、動作をJavaScriptで制御しているため、ユーザーが新たに作成することもできるという。今後、同社Webサイトでも紹介していく予定。

 「iChat AV」は、バージョン10.3から新たに対応したビデオチャットを、最大4人まで同時利用可能にした。製品説明会では、同社社員が実際にビデオチャットを行い、音質・画質の良さと、高級感ある画面デザインを披露した。

 価格は、通常版が1万4800円で、家庭内で5ユーザーまで利用できる「ファミリーパック」が2万2800円。全世界で4月29日(金)18時から販売開始する。当日はアップル直営店でワールドプレミアイベントを行う予定。なお、時差の関係で日本での発売がもっとも早い。