アップルコンピュータは、サーバーOS「Mac OS X Server」バージョン10.4 “Tiger”を4月29日から順次店頭発売する。価格は10クライアント版が5万2000円、Unlimitedクライアント版が9万8000円。

 「Tiger Server」は、UNIXベースサーバーOSで、100以上のオープンソースプロジェクトと標準ベースのソフトウェアアプリケーション、管理ツールを搭載。Mac、Windows、Linuxのクライアントの運用が簡単に行える。

 また、64ビットアプリケーションのネイティブサポート、安全なインスタントメッセージングを組織内で運用するためのiChatサーバー、ウェブログ(ブログ)を簡単に公開、共有できるWeblogサーバー、複数のMacを簡単に仮想スーパーコンピュータにできる「Xgrid」など、新機能を搭載した。

 同社ワールドワイドプロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデント・フィリップ・シラーは、「『Tiger Server』はこれまでで最高のMac OS X Serverに仕上がっている。クライアントアクセスフィーがなく、100以上のオープンソースプロジェクトをアップルの使いやすさと組み合わせた。すべてのMacおよびPCワークグループ用として選んでもらえるサーバーOSとなっており、WindowsやLinuxサーバーに代わるものとしても理想的だ」と述べている。

 64ビットの高性能を引き出すことができるほか、32ビットアプリケーションも同時に利用することが可能。「PowerMac G5」や「Xserve G5」と組み合わせることで、極めて高い性能が要求される科学技術、およびクリエイティブ分野のニーズにも対応する。

 「iChat サーバー」は、組織で現在使われているディレクトリサービスと統合し、SSL/TLS暗号化を使ってプライバシーを確保、さらに同社の「iChatビデオカンファレンスソフトウェア」と一緒に使うことができる。Windows、Linux、およびPDAで使えるオープンソースの「Jabberクライアント」とも互換性をもっている。

 「Weblog サーバー」は、ブラウザの「Safari」と完全に互換性をもち、専門知識がなくてもこれまでのウェブブラウザを使ってコンテンツを公開したり、配信できるようになる。カレンダーベースのナビゲーション、ユーザーやグループブログ、HTML、RSS、RSS2、RDFまたはATOMプロトコルをサポート。また、認証のためにOpen Directory、LDAPおよびアクセスコントロールリストと統合が可能。