楽天(三木谷浩史会長兼社長)は、漫画家の本宮ひろ志氏の人気漫画「サラリーマン金太郎」の新連載書き下ろし作品を、4月13日からダウンロード販売サービス「楽天ダウンロード」で独占無料提供する。漫画はデジタルコンテンツとして新しいスタイルの「デジタルコミック版」で、視聴には楽天会員(無料)登録が必要。


 楽天(三木谷浩史会長兼社長)は、漫画家の本宮ひろ志氏の人気漫画「サラリーマン金太郎」の新連載書き下ろし作品を、4月13日からダウンロード販売サービス「楽天ダウンロード」で独占無料提供する。漫画はデジタルコンテンツとして新しいスタイルの「デジタルコミック版」で、視聴には楽天会員(無料)登録が必要。

 新サービスは、漫画の1コマ1コマをコマ送り形式の画像として表示。また、ドアを開ける音や風の音などの効果音やBGMがついており、読者のイメージを喚起する作りとなっている。さらにコマ送りやスピード・音量調節が可能なほか、気に入った箇所にしおりを入れられる「しおり機能」を搭載するなど、デジタルの特性を生かしたコンテンツに仕上げた。

 楽天の三木谷会長兼社長は、「今回のサービスは、本宮ひろ志氏と楽天とのコラボレーションで実現した。とくに新連載の書き下ろしであること、1ページにつき1コマの画像で従来からの漫画コンテンツとは異なること、効果音やBGMがつくことなど、今までにない表現方法になっていると自負している。このサービスがきっかけとなり、コンテンツ需要が拡大し、ひいては楽天会員の増加に結びつくものと自負している」と語った。

 記者会見では本宮ひろ志氏も登場し、「今の出版界は成熟した産業で、今回のような試みは無理。そこでインターネットでやってみようということで楽天の三木谷さんに話したところ、賛同を得た」と、今回のコラボレーションのきっかけを披露した。そのうえで、「例えば1万部の雑誌を出そうとした場合、今の出版界では無理でもインターネットで1万人のユーザーに見てもらうことはできる。将来は雑誌1冊分のネット配信も可能かもしれない」と、デジタルコンテンツに対する期待を語った。

 「サラリーマン金太郎」は、30?40代の男性を中心に人気が高い漫画。今回の新連載では、主人公の金太郎が外資系銀行に入社し、“禿げたかファンド”と激しい戦いを繰り広げるという内容になっている。

 質疑応答では、「ストーリーはライブドア関連の出来事をモデルにしているのか」との質問も出た。これに対し本宮氏は、「前回のサラリーマン金太郎の最終回は、金太郎が外資系銀行の面接を受ける、という場面で終わった。今回の書き下ろしはその後の展開ということ。しかも昨年8月に描き始めたので、当然その当時はライブドア云々の話題はなかった」と否定した。

 コンテンツのダウンロードは4月13日の開始で、隔週水曜日に更新される。料金は第1話から第4話まで無料。第5話以降は有料化を検討しているが、金額は未定。無料期間中はダウンロード後、60日間視聴できる。有料でダウンロードしたものについては期間無制限で視聴可能。