リアルコム、人中心の情報共有を促進するナレッジマネジメント製品最新版

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2005/03/31 16:02



 リアルコム(谷本 肇社長)は、必要な情報を組織横断で共有し、「人」中心のナレッジマネジメントを実現するためのWebアプリケーション「REALCOM KnowledgeMarket EnterpriseSuite V3.1」と、Know-Who(「誰がどんな人か」という情報)を共有・活用できる社内電話帳パッケージ「REALCOM KnowledgeMarket Know-Who アドレスブック V1.0」を3月31日から出荷開始した。

 「KnowledgeMarket EnterpriseSuite」は、必要とするテーマの数だけ情報共有の場であるコミュニティを設置でき、コミュニティごとに情報を分類するカテゴリ体系と、コンテンツを保護するためのセキュリティ設定が可能。ユーザーがモジュールを使うことで、情報が再利用可能な形で蓄積されていく。

 主なモジュールは、(1)Q&A:課題や疑問を共有して回答をもつユーザーとマッチングし、問題解決を支援、(2)ライブラリ:ユーザーがもつ情報や知識を集め、組織全体で共有、(3)プロジェクト:チームでの共同作業の進行に必要な情報共有をサポート、(4)Know-Who アドレスブック:組織情報と連動した社内電話帳。所属・役職から適切な人を探し出す、(5)Know-Who:KnowledgeMarketを利用するユーザーがもつスキルや情報を自動で蓄積。蓄積されたユーザー情報を、専門性、貢献度などの指標で整理し、ユーザーに提供――など。

 1万人を超える規模で運用した場合にも、パフォーマンスの低下はほとんどなく、Unicode(UTF-8)対応で、10以上の言語の混在表示が可能。英語版のユーザーインターフェイス/ 画面もオプションで用意している。

 一方の「KnowledgeMarket Know-Who アドレスブック」は、「人の顔」が見える企業内電話帳を構築するもので、組織情報をたどって目的の人を探し出すと、所属、役職、電話番号、メールアドレスなどのユーザー情報のほか、顔写真もプロフィール画面に表示される。所属や役職といった組織上の情報だけでなく、人のもつ専門性から目的とする人を探し出すこともできる。

 また、この「Know-Who アドレスブック」を「KnowledgeMarket EnterpriseSuite」の1モジュールとして利用すると、「KnowledgeMarket」上の活動履歴をユーザーのホームページに表示するなど、より強力なKnow-Whoデータベースを構築できる。

 価格は、「KnowledgeMarket EnterpriseSuite V3.1」が1510万円(税別、1000ユーザーでフルモジュール利用の場合)、「アドレスブックV1.0」が220万円(税別、1000ユーザーで利用の場合)。