3月2週(3月14日?20日)、複合プリンタ製品別ランキングで、キヤノン「PIXUS MP770」がエプソン3強の牙城を崩し、トップを獲得した(図)。すでにインクジェットプリンタでは、トップを快走しているキヤノンだが、今回の複合プリンタとあわせて、ついにプリンタ部門2冠を達成した。

        ■キヤノン「PIXUS MP770」
        ■セイコーエプソン「Colorio PM-A700」
        ■セイコーエプソン「Colorio PM-A870」


 3月2週(3月14日?20日)、複合プリンタ製品別ランキングで、キヤノン「PIXUS MP770」がエプソン3強の牙城を崩し、トップを獲得した。すでにインクジェットプリンタでは、トップを快走しているキヤノンだが、今回の複合プリンタとあわせて、ついにプリンタ部門2冠を達成した。

  キヤノンの「PIXUS MP770」は、昨年10月発売の新ラインアップのなかで、もっとも低価格なエントリーモデル。とはいえ、上位モデル同様、新開発の高密度ヘッド技術「FINE(フルフォトグラフィー・インクジェット・ノズル・エンジニアリング)」を採用し、最高4800×1200dpiの高解像度を実現。複合機ながら、インクジェットプリンタに勝るとも劣らないクオリティでプリントできる。

 印刷スピードも速く、モノクロで毎分25枚、カラーで毎分17枚の高速出力が可能。また、ダイレクトプリントの業界標準規格「ピクトブリッジ」を搭載し、キヤノン製のデジタルカメラ・デジタルビデオカメラはもちろん、数多くの「ピクトブリッジ」搭載製品からパソコンを介さずに直接プリントできる。さらに、カメラ付き携帯電話で撮った写真を赤外線通信を使ってワイヤレスで印刷できる「プリントビーム」にも対応するなど、便利なダイレクトプリント機能を充実させている。

 複合プリンタ市場は、昨年の年末商戦からエプソンの独壇場で、「Colorio PM-A700」と「Colorio PM-A870」がトップ争いを繰り広げてきた。また、シリーズ最上位機の「Colorio PM-A900」も人気が高く、この3機種が常に上位を独占していた。そのなかで、3強に次ぐ4位のポジションを確保していたのが、今回トップを獲得したキヤノン「PIXUS MP770」だった。

 「PIXUS MP770」が急上昇した大きな要因としては、平均単価の下落があげられる。2月までは3万円台で推移していたが、3月に入った前週(3月7日?13日)に3万円を切り、ランキングも3位に浮上。そして3月2週、平均単価が2万円半ばまで下がったところで、一気にトップに躍り出た。

 これで、キヤノンは複合とインクジェットのプリンタ2冠を達成。しかし、複合プリンタのメーカー別では、依然エプソンが大きなシェアを占めており、キヤノンが次期製品でこのシェアを切り崩しにくるのか、引き続きインクジェットに注力するのか、その戦略に注目される。→ランキング詳細

◆キヤノン「PIXUS MP770」の主な特徴

●独立5色インクによる緻密で美しい写真画質
●モノクロ印刷をシャープに仕上げる顔料系ブラックインクを採用
●4辺フチなしコピーなど、多彩なコピー機能を搭載
●2Way給紙、自動両面印刷&コピー、DVD・CDダイレクトプリントに対応
●カメラ、メモリカード、携帯電話、フィルムから直接プリント可能
●ダイレクトプリント時に役立つ2.5型カラー液晶ビューワを搭載
●35mmフィルムのスキャンに対応する2400dpiの高精細CCDスキャナ
●モノクロ毎分25枚、カラー毎分17枚のクラス最速の印刷スピード