ボイジャー(萩野正昭社長)は、電子本ビュワー「ティー・タイム(T-Time)」と、縦書きインターネットブラウザ「アジュール(azur)」をバージョンアップしたと発表した。「T-Time 5.5」(ライセンスキー価格1050円)、「azur 1.5」(同2100円)を4月15日に発売する。また、「機能限定版」などを無償で公開している。

 「T-Time/azur」は、ダウンロードや直接ネットにアクセスして電子出版物を可読するためのビュワー。ともに縦書き表示が可能で、「T-Time」は秀英明朝体を収録している。文庫本スタイルで表示できるため、小説などの電子的な読書には欠くことのできないソフトとして、海外在住者、年輩者からとくに支持を得ている。一方の「azur」は、インターネット図書館「青空文庫」の4471冊(05年3月15日現在)の蔵書を快適に読むために開発されたもの。

 今回のバージョンアップでは、新機能として、「T-Time/azur」で表示されたコンテンツを、多くの液晶デバイスに書き出せるようにした。書き出すデバイスは、ケータイ、iPod photo、PSPなど、現在市場にある液晶デバイスが対象となり、これによって、インターネットでさかんに発信されるブログなども、文庫本スタイルで読むことができる。

 また、ページを画像(.jpg)として連番ファイルを作成する。ファイルの作成手順はデバイスの特性にあわせて最適化されているほか、デバイスのエミュレーション機能をもち、たとえば表示エリアを「iPod photo」の状態に固定して書き出しを行えば、「iPod photo」用のイメージシーケンスファイルが保存される。