応研(原田明治社長)は、売上・仕入・在庫統合型ソフトウェアの最新版「販売大臣2005」シリーズと、顧客管理ソフトの最新版「顧客大臣2005」シリーズを3月14日に出荷開始する。

 前バージョンに比べ、販売大臣シリーズは在庫管理機能などを、顧客大臣シリーズは計算式などの機能をそれぞれ強化した。岸川剛・取締役営業部長は、「顧客管理ソフトは競合他社に比べ後発だが、この機能強化で競合と対等に戦える」と、自信を見せている。

 販売大臣シリーズは、通常版の「販売大臣2005」と、伝票に計算式を導入できたり倉庫機能などを付加した「販売大臣Super2005」の2種類。いずれも、入力作業を極限まで簡略化し、複雑な数量計算(リューベ、重量、日数)に対応したほか、フリーカスタマイズ(自由設計帳票)機能で、月報やその他の管理帳票を自由に作成できる。在庫管理機能は、「とくに強化した」(岸川取締役)部分で、通常の入庫・出庫による在庫管理に加え、受注・発注の在庫管理が可能になった。

 顧客大臣シリーズは、顧客情報を一元管理でき、登録の顧客データにさまざまな条件を組み合わせて、ターゲット顧客のデータを抽出できる多業種対応のシステム。今回のシリーズでは、顧客、履歴、マスターそれぞれの項目で計算式の設定を可能にした。四則演算や大小関係など一般関数のほか、年・月・日を計算項目として使用できる日付関数、履歴項目の合計・平均・最大などが算出できる履歴特殊関数を用意した。

 両シリーズとも、今年4月施行の個人情報保護条例などに向けセキュア環境に対応して、出力ファイルや印刷などの利用権限を細部にわたり設定できるよう強化されている。岸川取締役は、「販売大臣を購入したユーザーには、合わせて顧客大臣も勧めたい。両ソフトを使うことで、顧客情報を一元管理できるようになる。さらに、企業全体のデータ統合化に向け、当社の新ERP(統合基幹業務システム)も絡めた複合販売を行っていく」と、企業全体の業務管理をにらんだ販売展開を行っていく方針。

 両シリーズのラインアップとしては、スタンドアローン、ピア・ツー・ピア、LANPACKの各版を揃えたほか、「販売大臣Super2005」だけに遠隔地(支店・部署ごと)の伝票データの入力・送信が可能な「分散入力Kit」を用意した。価格(税込)は、販売大臣2005シリーズのスタンドアローン版が31万5000円から、顧客大臣2005シリーズの同版が21万円からとなっている。