アイ・オー・データ機器(細野昭雄社長)は、セキュリティ機能を強化したストレージ製品「iSPIS(アイ・スパイス)」を3月下旬から順次発売する。

 「iSPIS」は、「information Security & Protection by I-O DATA Solution」の頭文字からとった造語。主な機能として、(1)盗難・紛失しても第3者がデータの読み出しができないロック機能、(2)任意のフォルダやドライブに暗号化を施す自動暗号化機能、(3)データを複数に分割し割符として任意の場所に保存、割符が揃わないとデータが復元できない分割保存機能、(4)作業終了後に自動消去できるデータ自動消去機能――を備えている。

 細野社長は、「ストレージ製品全体での月間売上高15?20億円を目標とし、そのうちセキュリティ製品では月間売上高4億円を目指す」との意気込みを語った。また、セキュリティ対策製品は企業でのニーズが中心だが、新製品投入を機に個人ユーザーの拡販に力を入れていく方針。「企業と個人の比率を7対3の割合にしていきたい」としている。

 個人情報保護法施行や最近の情報漏えい事件頻発によって、簡単に持ち出せる小型のストレージデバイスのセキュリティが問題となっている。同社では、デバイスとの接続性向上とデータ流出の不安を解消するため、デバイスレベルで抑止するセキュリティ対策として、今回の「iSPIS(アイ・スパイス)」を開発した。今後は、「iSPIS」搭載製品を外付けHDD、MOドライブ、USBメモリの「Easy Disk」で製品展開し、さらにストレージ以外のデバイスでも展開していく。

 価格は、現行のストレージ製品の価格と比べても価格アップを最小限にとどめており、導入も容易になるという。