パソコン周辺機器卸販売のゲート(森本俊彦社長)は、外部メディアに情報を持ち出せない自社ブランドパソコン「LOCKGATE(ロックゲート)」を、法人向けに4月下旬から販売開始する。価格は22万500円。発売後1年間で1万台の出荷を目指す。

 新製品は、情報漏えい対策を物理的に施しているパソコンで、通常のパソコンに搭載されているUSBポート、IEEE1394ポート、PCカードスロットといった、外部に情報を持ち出せるインターフェイスを一切搭載せず、データの持ち出しを物理的に不可能にした。

 また、CD-RやDVD-Rなどに書き込める記録型ドライブも搭載せず、読み込み専用ドライブのみ備えている。インターフェイスは、モデムとイーサネットポート、マウス端子、モニタ出力端子、ヘッドフォン出力、マイク入力に限定した。

 さらに、ハードディスクがパソコンから取り出されて盗まれることを防ぐため、専用のネジを使用。同社のサポートセンターでなければパソコンが分解できないようになっている。

 セキュリティ機能のほかには堅牢性を追究し、高さ約75cmから本体を落としても破損しない耐衝撃性能を加えた。さらに、水に濡れても本体に影響がない防水式キーボードを採用している。OSはWindows XP Pro版(SP2搭載)。15インチのTFT液晶モニタを搭載し、外形寸法330×297×40mm、重量は約3kgとなっている。

 稲山智久・営業企画部部長は、「外部メディアへの情報流出をソフトベースで実現する製品は多数あるが、使いこなすのには知識が必要。導入費用も運用コストもかかる」と指摘。「物理的に情報漏えいを防ぐロックゲートは分かりやすく、導入費用もパソコンとほぼ変わらない。機密情報を保持する中小企業やSOHOを中心に販売していく」と話している。