キヤノンは、「PIXUS(ピクサス)」のラインアップを拡充し、保存性にすぐれた新インク対応のインクジェットプリンタ2機種を2月24日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は「PIXUS iP90」が3万円前後、「同 iP9910」が6万3000円前後となる見込み。

 両機種とも、高密度プリントヘッド技術「FINE(Full-photolithography Inkjet Nozzle Engineering)」による高速・高画質プリントを軸に、新たに「ChromaLife(クロマライフ)100」に対応した。新染料インクと純正写真用紙との組み合わせで写真の美しさと保存性を高め、アルバムで保存すれば100年にわたって色鮮やかな保存が可能。最高級写真用紙プロフェッショナルフォトペーパー使用時には、フォトフレームなどに入れた場合(耐光性)で30年、そのまま室内に飾った場合(耐ガス性)でも10年にわたって色あせを防ぎ、美しさを保つ。

 「PIXUS iP90」は、コンパクト設計はそのまま、シャープな形状にシルバーとスモークブルーを配した新デザインを採用し、信頼感と力強さを表現。標準モードとほぼ同じ印刷品位を保ちながらブラックインクの使用量を従来の2/3程度に抑えることができる「ブラックインク節約モード」をプリンタドライバに追加し、経済的なプリントが可能になった。

 このほかの特徴は、(1)最小2pl(ピコリットル)の極小インク滴による高画質出力、(2)ダイレクトプリントの標準規格「PictBridge」に対応、(3)カメラ付き携帯電話からのワイヤレス出力機能「プリントビーム」、(4)Bluetoothによるワイヤレスプリント――など。

 「PIXUS iP9910」は、最高4800dpi×2400dpiの高解像度と、全印刷モードでの2pl極小インク滴での出力、レッドとグリーンを含む8色インクの採用など、究極の写真画質を実現する高度技術を搭載したシリーズ最高級機。

 写真やアートを風合い豊かに仕上げる新印刷メディア「ファインアートペーパー・フォトラグ」への印刷が可能で、対応用紙の幅を広げた。また、(1)デジタル一眼レフカメラで撮影したRAWデータをリアルタイムで画像調整できるアプリケーションソフト「Digital Photo Professional」、(2)調整した画像を簡単、忠実な色合いで印刷できる同梱ソフト「Easy-PhotoPrint」――との連携で、画像調整から印刷までを高いレベルで効率よく行う環境を提供する。