リコー(桜井正光社長)は、デジタルカラー複合機の新製品として、高画質と高速・高生産性を両立した「imagio Neo C355シリーズ」2機種、「imagio Neo C285シリーズ」2機種を2月21日に発売する。

 4連タンデムドラムプリントシステムの採用で、高速コピー/プリントが可能。「C355シリーズ」は、両面/片面ともにカラー毎分28ページ、モノクロ毎分35ページ(A4横送り)、「C285シリーズ」は同カラー毎分24ページ、モノクロ毎分28ページ。ファーストコピータイムは、両シリーズともカラー9.8秒以下、モノクロ7.4秒以下(A4横送り)。また、独自の重合法によるカラーP×Pトナーを採用し、一層の高画質を実現した。

 オプションのFAXユニットとプリンタ・スキャナユニット装着時には、国際標準ITU-T T.38準拠のIP-FAX機能に対応し、T.38対応機同士の場合、IPアドレスを指定してメールサーバーを介さずに直接通信できる。IP電話やVoIPシステムと組み合わせ、データ・音声・FAXの通信をIPネットワークに統合することで、通信システム全体の構築・運用コスト削減が可能。また、「W-NET FAX」対応で、電話回線を使ったFAX送受信と同じ業務フローで、通信コストを大幅削減。

 imagio Neoシリーズ上で、Java言語のアプリケーションが稼動するプラットフォーム「Embedded Software Architecture」を採用。対応アプリケーションソフトのインストールで、業種や業務にあわせた操作パネルのカスタマイズから「imagio Neoシリーズ」と基幹業務システムとの連携まで、さまざまなニーズに柔軟に対応する。アプリケーションソフトは春以降に順次発売予定。

 ログインユーザー名とパスワードで個人認証を行い、コピーやスキャナなど、機能ごとの利用制限が設定可能。既存の認証システムとの連携で、高度なセキュリティを確保する。また、パソコンから「imagio Neoシリーズ」の状態監視を行うユーティリティソフト「Ridoc IO Admin」や「Web Image Monitor」の通信を暗号化。セキュリティ印刷にも対応。

 「C355 モデル75」と「C285 モデル75」は、「不正コピー抑止地紋印刷機能」を標準搭載。また、本体のハードディスクに残った残存データを上書き消去するオプション「imagio セキュリティカード タイプD」で、ジョブごとに残存データを消去する「随時消去」と、任意のタイミングの「一括消去」ができる。本体のアドレス帳も暗号化してデータを保護する。

 このほかの特徴は、(1)RoHS指令に準拠するなど、環境影響化学物質を大幅に削減、(2)高速ネットワークスキャナ機能により、紙文書の電子化・活用が簡単、(3)カラー毎分42ページ/モノクロ毎分50ページの高速読取り。最大600dpiの高画質読取りも可能、(4)読み取った文書をパソコン共有フォルダに直接保存する「スキャン to フォルダー」、 (5)本体のタッチパネル操作だけで、読み取った紙文書を直接送信する「スキャン to E-Mail」、(6)文書配信システム「Ridoc Document Router Version3」(別売)との連携でデータの自動変換が可能、(7)ソート、ステープル印刷でカラー資料を効率的に作成、(8)標準で550枚×2段給紙と手差しによる合計1200枚給紙に対応。オプションの給紙テーブルで、最大5ウェイまたは最大3200枚の大量給紙が可能――など。

 価格(税別)は、プリンタ・スキャナ機能がオプションの「imagio Neo C355」が147万円、「imagio Neo C285」が130万円、プリンタ・スキャナ機能が標準の「imagio Neo C355 モデル75」が167万円、「imagio Neo C285 モデル75」が150万円。出力後の丁合いや仕分けなどを自動化する「imagio フィニッシャー SR22」(35万円)や、中綴じ印刷までを自動で行う「imagio フィニッシャー BF12」(29万円)など、オプションを多数用意。月販台数は計5000台を予定している。