シャープ(町田勝彦社長)は、新デザインの37V・32V型地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ“AQUOS(アクオス)”ADシリーズで、「LC-37AD5」、「LC-32AD5」の2機種を2月24日に発売する。

 オーソドックスなシルバーと、落着きのあるブラックのツートンカラーを採用。世界的なインダストリアルデザイナー・喜多俊之氏のデザインで「薄型・軽量・省スペース」の機能性を追求し、シンプルかつ曲線的な柔らかいフォルムとした。

 液晶ならではの高精細ハイビジョンパネル「水平1366×垂直768画素」を採用し、ハイビジョン放送をきめこまやかな映像で再現する。画面のアスペクト比(横縦比)は、ハイビジョン放送規格と同じ16:9で、液晶パネルの透過率の向上や、バックライト光学系の高効率化で、高輝度450cd/m2を確保。周囲の明るさに応じて映像再現力を引き出す「明るさセンサー」を搭載し、テレビを見る部屋の明るさに合わせて、バックライト輝度を自動的に最適化する。

 ASV方式低反射ブラックTFT液晶は、黒の引き締まった高コントラスト800:1、上下左右170度の広視野角を実現。液晶パネルの特性改善と「QS(Quick Shoot)技術」により応答速度12msecで、動きの速いシーンも見やすくクッキリした映像で楽しめる。

 スピーカーユニットには、高音域の表現に適したツィーターと低域特性に優れたバスレフ構造を採用。すべての音域を質感豊かに再生する2ウェイ4スピーカーシステム。前面のスピーカーネットに、高開口率(約50%)を実現したステンレス素材を採用し、音抜けの良い聞きやすい音質を実現した。

 ビデオ入力端子(S2端子付き)を画面右下に配置し、ゲーム機器やビデオカメラとの接続が簡単に行える。地上・BS・110度CSデジタルチューナーを内蔵しながら、薄さ11.4cm・質量約26.5kg(LC-37AD5)を実現。一体型・軽量設計で、置き場所を選ばない。

 「LC-32AD5」は、同サイズ・同機能の同社ブラウン管BSデジタルハイビジョンテレビ(32C-HE1)と比べ、約33%の低消費電力化を実現。また、放送終了や一定時間操作がない場合に自動的に電源を切る「無信号電源オフ・無操作電源オフ」機能、さらに画面なしで音楽や音声を楽しむ「映像オフ」機能など、節電に効果的な機能を搭載する。液晶パネルの性能劣化はほとんどなく、バックライトは約6万時間の長寿命設計。

 プリント基板での無鉛はんだ採用や、電源コード・本体内全配線の塩化ビニール使用廃止を進めている。また、焼却時にダイオキシンの発生しにくいノンハロゲン材をキャビネットに採用するほか、スタンドベース部には再生材を20%以上混合した樹脂を使用。さらに、取扱説明書には再生紙を、梱包材には新たな石油を必要としない100%再生材を原料とした再生発泡スチロールを採用するなど、環境に配慮した材料を積極採用した。

 価格と当初月産台数は、37V型の「LC-37AD5」が50万4000円で9000台、32V型の「LC-32AD5」が35万7000円で1万8000台。