カシオ計算機は、電子辞書「エクスワード」シリーズの主要ラインアップを一新し、業界最高の表示ドット数をもつ「スーパー高精細液晶」や、リスニングに最適化した高品位な音声機能を装備した新世代モデルを2月18日から順次発売する。ラインアップは、「外国語」、「英語強化」、「一般」、「高校・中学」の4分野で全17機種。価格は、3万6750円から6万900円。追加用の辞書データも4月までに31タイトルに拡充する予定。

 会見の席で村上文庸・取締役開発本部第一コンシューマ統括部長は、電子辞書市場のマーケットについて、「台数ベースでは04年の335万台から05年は330万台の横ばいと見ているが、そのうち、各辞書の見出し語および語義の文字情報を収録した『本格タイプ』が、04年の230万台から05年には250万台に増加する傾向にある」と分析。

 金額ベースでも全体で10%程度の伸びを見込んでおり、「複数の辞書を収録する本格タイプが、台数で7割以上、金額で9割以上となる」と説明。現在の海外渡航者は年間1650万人を数えるほか、ビジネスでも世界のグローバル化が進んでいることから、「一家に一台の日用品」から「一人一台の必需品」となった辞書ニーズを取り込んでいく構え。

 今回発表した新製品は、全機種でスーパー高精細液晶を搭載。従来サイズのまま画面サイズを5.0型(従来は4.0型)へ拡大するとともに、表示ドット総数も業界初となる480×320ドット(最大920文字)を実現した。従来機の320×240ドット(最大442文字)に比べて、表示文字数が2倍になることから一覧性と視認性が高まり、これまで2ページにわたっていた単語の説明も1ページに収まる。

 また、新開発した独自音声圧縮技術「TRUE VOICE」によって、ネイティブスピーカーの発音をリアルに再生。「かなり高音域のところまで聴けるようになった」(八木愼一・羽村技術センター商品企画室室長)。このネイティブ音声機能については、英語のほか、中国語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語でも採用。さらに、すべての英単語、英文を機械で読み上げる「英語音声読み上げ機能」を搭載し、正しい発音学習にはネイティブ音声、英語感覚を身につけるには機械読み上げ音声と、用途に応じた使い分けが可能となった。

 このほかの特徴は、(1)「トリプル追加機能」:CD-ROM、データカード版かの辞書データの追加が可能で、パソコンのテキストデータも追加、閲覧、辞書へのジャンプが可能、(2)新機能「日本キーワード例文検索」:英和辞典の例文を日本語で探せる(「というより」というキーワードでも検索可能)、(3)堅牢設計「TAFCOT」:落下、加圧、振動をボディを保護、(4)レイアウト切り替え機能、(5)見出し語リスト左に、プレビュー画面を右に配置した「プレビュー」を搭載――など。