IT関連の出版・調査会社のBCN(奥田喜久男社長)は1月28日、大手家電量販店などのPOS(販売時点情報管理)データをもとに、一般消費者向けにIT&デジタル家電の最新の売れ筋ランキング情報を提供するフリーペーパー月刊「BCNランキング」を3月19日に創刊すると発表した。また、月刊「BCNランキング」と連動したWebサイトも28日にグランドオープンした。

 月刊「BCNランキング」はIT業界では初のフリーペーパーで、全国のパソコン専門店・家電量販店15社・約350店舗を対象に、毎月10万部を配布する。平均建て頁は、44ページで、最新の週次集計データから、パソコン、デジカメ、薄型テレビ、DVDレコーダーなど人気商品30?50アイテムの機種別ランキング(上位10機種から5機種)をシェア入りで紹介する連載記事「注目アイテム 人気ランキングと売れてる理由」のほか、販売動向をもとに最新の流行や商品トレンドを紹介する特集企画など、ランキングとファッション&ライフに焦点を当てた情報誌を目指す。

 BCNでは現在、大手パソコン専門店・家電量販店17社1514店舗(04年12月現在)のPOSデータを日次集計したデータ「BCNランキング」をメーカーなどに提供している。今回のフリーペーパー配布によって、台数シェア入りの詳細な売れ筋動向や商品のトレンド分析記事などを購買時の参考データにしてもらおうとの狙いから、一般消費者向けにも情報発信することにした。

 読者対象は、家電量販店に購入商品を探しに訪れる来店客。同社の調査によると、パソコンなどの購入者のうち「購入した商品を知ったきっかけ」のトップは「家電量販店やパソコンショップの店頭」(35%)で、さらに「購入商品を決定した時の情報源」としても、「家電量販店やパソコンショップの店頭」が52%と最も高く、「店頭」が商品認知や商品選択の決め手にしていることが明らかになった。これを受け、パソコンやデジタル家電を探して訪れる来店客の手元に確実に届けることができる月刊「BCNランキング」を「商品購入を決定づける最強のクロージング媒体」と位置づけている。

 同時に、月刊「BCNランキング」と連動するランキングWebサイトとして、1月28日にWeb「BCNランキング」をグランド・オープンした。月刊誌が月1回の発行であるのに対し、同サイトでは日次で最新の売れ筋ランキングを提供する。フリーペーパーの読者が、商品の購入前に最新のランキング情報を確認できるサイトして、紙媒体とWeb媒体を連動させたWeb連動マガジンを目指す。なお、同サイトは、昨年12月20日にプレオープンして以来、すでに累計でページビューが250万、記事へのアクセス件数が100万件(1月26日現在)を超えている。

 ランキング情報としては、パソコンやDVDレコーダー、液晶テレビなど人気の高い19ジャンルの機種別ランキングを毎週更新、その他59ジャンルの機種別ランキングなどの週次ランキングを日替わりで更新する。さらに、ランキングをもとに最新売れ筋トレンドを紹介するトレンド分析、最新ニュースなどを掲載し、「買う前に必ずチェックする、IT&デジタル生活のランキングサイト」として運営していく。

 また、一般ユーザーの声を反映させるためにブログにも対応。記事やランキング情報に対して、ブロガーが好きな商品への意見をトラックバックできるほか、毎日の更新情報をリアルタイムで送信するRSS配信にも対応している。