オリンパス(菊川 剛社長)と松下電器産業(中村邦夫社長)は、このほどレンズ交換式デジタル一眼レフカメラシステムの規格「フォーサーズシステム(Four Thirds System)規格」に準拠したデジタル一眼レフカメラの共同開発に合意し、1月14日に発表した。

 グローバル規模で急速に拡大するデジタル一眼レフカメラ市場で、オリンパスが長年培ってきた一眼レフカメラ技術と、松下電器の先進的デジタルAV技術を融合。関連する要素技術とキーデバイスを共同で開発し、ユーザーメリットの高い「フォーサーズシステム規格」の特徴を生かし、新しい発想で設計開発した新世代のデジタル一眼レフカメラを提供する。

 具体的な合意内容は、(1)フォーサーズシステム規格に基づく一眼レフカメラシステム(カメラ本体・交換レンズ、周辺機器)に関連する要素技術とキーデバイスを共同開発、(2)上記技術やキーデバイスを組み込んだデジタル一眼レフカメラをはじめとするシステム関連製品を、それぞれの商品戦略に基づき商品化、(3)フォーサーズシステム規格の普及を目指し、賛同会社の拡大と商品化を推進――の3点。

 オリンパスは、03年10月、フォーサーズシステム1号機としてプロ向けに開発した「E-1」とレンズ・フラッシュなどのシステム製品を発売。昨年12月には普及タイプ「E-300」を加え、100%デジタルのコンセプトや世界初の超音波方式ダストリダクションシステムなどが、プロ・アマチュアを問わず高く評価されている。新たな機能を搭載した新しいコンセプトのデジタル一眼レフカメラの商品化で、事業の拡大と新しい映像文化の提案を行っていく。

 松下電器は、01年10月にデジタルスチルカメラ「LUMIX DMC-LC5」を発売して以来、独自の技術をベースに特徴ある商品を展開してきた。昨年発売した「DMC-FX7」は、コンパクトサイズに、光学3倍ズームレンズ、「手ブレ補正ジャイロ」を搭載し、高い評価を得ている。この機会に一眼レフカメラ市場に参入して商品レンジを拡充し、グローバルにシェア向上を図る「グローバル10」の実現を目指す。

 両社は今後、それぞれの得意とする技術を十分に発揮しながら、合意内容に即して具体的な商品化に向けて積極的に取り組んでいく。