コニカミノルタ、手ぶれ補正機構を備えたデジタル一眼レフカメラ2機種

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2004/09/15 19:50



 コニカミノルタフォトイメージング(宮地 剛社長)は、世界初ボディ内蔵CCDシフト方式手ぶれ補正機構を搭載した有効画素数約610万画素レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「コニカミノルタ α-7 DIGITAL」と、手ぶれ補正機能搭載の800万画素一眼レフタイプデジタルカメラ「ディマージュ A200」を11月中旬に発売する。価格はオープンで、実勢価格は「α-7 DIGITAL」が20万円弱、「ディマージュ A200」が10万円弱となる見込み。

 「α-7 DIGITAL」は、「αシリーズ」すべての交換レンズが使用可能なレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ。レンズ交換式デジタル一眼レフカメラとしては世界で初めて、同社独自のCCDシフト方式手ぶれ補正機構「Anti-Shake(アンチシェイク)」をボディに内蔵。すべてのαレンズで効果を発揮し、薄暗い夕景の撮影、望遠撮影、マクロ撮影などでフラッシュや三脚を使うことなく手ぶれを抑えた撮影が行える。

 また、APS-Cサイズ有効画素数約610万画素CCDと独自の画像処理技術「CxProcess III」によって、質感描写に優れた高精細な画像を撮ることができる。撮影した画像は、新画像処理エンジン「SUPHEED II(サフィード ツー)」で高速処理するため、ストレスのない快適操作を実現した。

 背面には大きく見やすい2.5型高精細液晶モニタを装備し、撮影時には、カメラの設定状況や撮影に役立つ情報を表示する「ナビゲーションディスプレイ」機能でスムーズな撮影をサポートする。さらに、35mmフィルム一眼レフカメラ「α-7」でのダイヤル・レバーによる明快な操作系を継承し、明るく見やすい高性能ファインダーを搭載するなど、安心・快適に使えるようにした。

 一方、「ディマージュ A200」は、有効画素数約800万画素、光学7倍ズーム(35mmフィルム換算:28?200mm)と、独自の「手ぶれ補正機構」を搭載。静止画だけでなく動画も高画質で“作品”として撮影できる高機能とともに、気軽に記念撮影できる使いやすさも兼ね備えたレンズ一体型一眼レフタイプデジタルカメラとなっている。

 新画像処理エンジン「SUPHEED II」と独自の画像処理技術「CxProcess III」の搭載によって、有効画素数約800万画素2/3型CCDと高性能GT APOレンズで得られる高精細画像を高速処理し、低ノイズで階調豊かな高品位画像を提供する。

 また、手元の細かく震える揺れだけでなく、体全体の大きくゆっくりした揺れにも対応する独自のCCDシフト方式手ぶれ補正機構「Anti-Shake」によって、手持ち使用時での望遠域や、低輝度下でフラッシュを使用しない場合に生じやすい手ぶれを大幅に抑えた撮影が可能。

 このほか、撮影アングルを選ばない1.8型バリアングル液晶モニタを新採用し、ハイアングル/ローアングルの両方で楽な姿勢で構図を確認しながら撮影することができる。多機能ワイヤレスリモコン(別売)と組み合わせることで、さらに幅広いシチュエーションでの撮影にも対応する。