米アップルコンピュータは11月27日、東京・銀座で11月30日にオープンする本社直営店の説明会および内覧会を報道関係者向けに開催した。アップル直営店は日本で初めての展開。アップルにとっては73店舗目の出店となる。

 説明会には、スティーブ・ジョブズCEO(最高経営責任者)が出席。冒頭で、「ワールドワイドのパソコン業界で伸びているのはデルとアップル。デルはボリュームビジネスで収益を上げているが、アップルはOSからハードウェアまでを開発し、革新的な製品を提供することで成長している」と話した。また、「直営店の出店により、さらにもう一歩踏み込んでユーザーに近づく」と、ニーズを聞くことで新規需要の開拓につなげていくことを強調。加えて、「ウィンドウズユーザーも獲得していく」姿勢も示した。

 直営店展開の責任者であるロン・ジョンソン ワールドワイド直営店担当上級副社長も同席し、「銀座は世界一のショッピングストリートといえる。そのため、日本で大きなインパクトを与えることができる。これまでの店舗展開のノウハウに加え、日本の特性に合わせた運営を行う」と話した。また、店舗戦略については、「04年秋をめどに大阪でオープンする」ことも明らかにした。

 同店は1階から5階までのフロア構成で、総売場面積が約900平方メートル。1階ではアップル製品全般を展示している。2階では携帯オーディオプレーヤーの「iPod」やデジタルビデオカメラ、デジタルカメラを揃えることで音楽、映像、写真のためのアップルソリューションを提供。アップル製品全般の問いあわせに対応するカウンター「Genius Bar」も設けた。

 3階は全84席のシアタールームとなっており、プレゼンテーションやワークステーション、イベントなどを行う。4階は、Mac対応の周辺機器やソフトウェアを展示するほか、インターネットカフェや子供用のオンラインゲームコーナーなどを設置した。5階は、スタジオトレーニングセンターとして実践型のトレーニングコースを受講できる。

 店長は、米国ニューヨーク直営店の店長を経験した米国本社のスティーブ・ケーノ ストアマネージャーが務める。ケーノ店長は、「単なる商品販売ではなく、お客さんとのコミュニケーションを重視した店舗にしていく」と語った。