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「eスポーツ」と「ゲーム」の違いとは?ジャンルや注目される理由についても解説

コラム

2025/09/17 11:00

 近年急激にブームが広がっている影響で、テレビなどのメディア媒体でも「eスポーツ」という言葉を耳にする機会が増えてきました。とはいえ、eスポーツと「ゲーム」という言葉が持つ意味の違いはまだまだ広く知られていません。

ヘッドホンをしてゲームコントローラーを持った女性がゲームをプレイする様子

 今回は「eスポーツ」と「ゲーム」の違いをテーマに、eスポーツとは具体的にどんなものなのかを解説していきます。eスポーツに興味がある方や、ゲームが好きな方はぜひチェックしてください。
 

eスポーツとは?

 まずは、eスポーツという言葉が持つ意味をチェックしましょう。

eスポーツとは、コンピューターゲームやテレビゲームを一種のスポーツとして捉えたときの呼び方です。野球やバスケットボール、サッカーといったいわゆる「スポーツ」のように、一定のルールのもとプレイヤー同士で勝敗を競うという性質を持つ対戦型のゲームが対象とされます。

eスポーツを取り扱う大会は年々増加しており、アメリカなどの「eスポーツ先進国」とされる国々では優勝賞金が数億円にもなる大規模な国際大会も開かれているほどです。
 

「eスポーツ」と「ゲーム」の違い

 続いて、「eスポーツ」と「ゲーム」の2つの言葉が持つ意味の違いについて解説します。
 

ゲームを競技として捉えたものが「eスポーツ」

 広い意味での「ゲーム」とは、トランプ、チェス、コンピューターゲームなどの遊び(遊戯)のこと。ここでは、その中でもコンピューターゲームやテレビゲームのことを指して言います。

このゲームという概念をスポーツ競技として捉えたものが「eスポーツ」です。「eスポーツ=ゲームではない」というのは誤りなので、日頃慣れ親しんでいる対戦型ゲームをひとつの競技、試合であると捉えてみましょう。

ただし、プレイヤー同士が対戦する要素を持たないゲームのことは一般的にeスポーツとは呼びません。プレイヤー同士が対戦するという要素があり、それがひとつの競技として成立する場合にのみゲームはeスポーツとなり得ます。

ちなみに、近年ではRTA(リアルタイムアタック)の盛り上がりもあり、クリア時間などを競うソロ競技などもeスポーツとして含めるかの議論もありますが、現時点ではまだあいまいなジャンルといえます。
 

一般的なゲームと違うポイント

 一般的な、いわゆる「ゲーム」と「eスポーツ」の最大の違いは、それを仕事とするプロの選手が存在することです。彼らは「プロゲーマー」とも呼ばれ、リアルスポーツの選手と同様にeスポーツ大会で得られる賞金や所属チームからの給与(年俸)、スポンサーからの支援といった報酬で生計を立てています。

プロゲーマーには一般人離れした高いゲームのスキルや集中力、反射神経などが求められ、一人前になれるプレイヤーはほんの一握り。

プロゲーマーが出場する大会、特に海外で開催されるものは数億円にも上る高額賞金が用意されていることがあります。大会で行われる試合の模様はインターネット上で全世界に中継され、誰でも自由に観戦できる場合が多いです。

このようにeスポーツはゲームの中でも非常に競技性が高いものを指し、今や独立した文化であると言えます。
 

eスポーツにはさまざまなジャンルがある

 一口に「対戦型のゲーム」と言っても、その中にはさまざまなジャンルがあります。eスポーツ大会が多数開催されており、eスポーツ業界でメジャーとなっているゲームジャンルをご紹介します。

FPS/TPS それぞれ、「First Person Shooter(ファーストパーソン・シューター)」と「Third Person Shooter(サードパーソン・シューター)」の略。複数人のプレイヤーが同じフィールド内で銃撃戦を繰り広げるシューティングゲームです。

RTS 「Real Time Strategy(リアルタイムストラテジー)」の略。1人のプレイヤーが複数体のキャラクターを操作し、自分の拠点を防衛したり相手の拠点の制圧を目指したりするゲームです。

MOBA 「Multiplayer Online Battle Arena(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)」の略。複数人のプレイヤー同士でチームを組み、自チームの拠点を防衛したり相手チームの拠点の制圧を目指したりするRTSのチームプレイ版です。

DCG 「Digital Card Game(デジタルカードゲーム)」の略。実際のカードではなく、ゲーム内データとしてのカードを用いてコンピューター上で対戦を行うゲームです。

格闘ゲーム プレイヤー1人につき1体のキャラクターを操作し、相手キャラクターに攻撃を仕掛けて先に倒すことを目指すゲームです。

スポーツ 野球やサッカーなどのリアルスポーツをコンピューターに落とし込み、主に1人のプレイヤーが選手全員を操作して試合に勝つことを目指すゲームです。

レーシングゲーム コンピューター上でスポーツカーなどを操作してレースを行い、1位を目指すゲームです。

パズルゲーム 相手プレイヤーよりも素早くブロックなどを処理して試合に勝つことを目指すゲームです。
 

eスポーツはこれからさらに発展が見込まれている

ヘッドホンをしてゲームコントローラーを持った男性が笑顔で指をさす様子

 現在、eスポーツは若年層を中心に世界的なブームが広がっており、高性能なゲーミングPCだけでなく手持ちのスマホからでも参加できるように進化しています。

eスポーツの認知度やプレイヤー数の上昇に伴って、各国で開催される大会の数やその賞金規模は年々大きくなっています。2022年にはアジア競技大会の正式種目として実施され、2026年の大会でも13タイトル11種目の採用が予定されています。

IOC(国際オリンピック委員会)もeスポーツを取り扱うイベントの開催に意欲を見せており、2023年のオリンピックeスポーツウィークでは10種類のバーチャルスポーツが採用されているほどです。

リアルスポーツにはない独自の魅力や強みを持つeスポーツの文化は、これからさらに発展していくことが見込まれます。
 

まとめ

「eスポーツ」と「ゲーム」の違いをテーマに、eスポーツはどんなものなのかについて解説しました。

世界の舞台で活躍するトッププレイヤーたちは非常にハイレベルな試合を繰り広げていますが、eスポーツはゲーム機やPC、スマホなどのデバイスがあれば誰でも気軽に楽しめるものです。

ぜひ本記事を参考にお気に入りのゲームジャンルや作品を探して、実際にeスポーツに触れてみてくださいね。