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名刺交換よりも先に始まるゲーム大会「企業交流会eee!!」 ゲームが新卒定着や内定者とのコミュニケーションに役立つ!?

暮らし

2025/01/18 12:00

 2024年10月18日に、印刷業界大手のとeスポーツの総合商社 GLOEによるeスポーツに関する企業交流会「企業交流会eee!!」が行われました。企業交流会eee!!は、会社内にeスポーツ部を作りたい、社内交流にeスポーツを活用したい、企業PRにeスポーツを活用したい、人材採用にeスポーツを活用したいというような企業内の風通しを良くしたり、就活生に企業アピールをしたり、様々な観点で魅力を高めたいと考える企業に向けたイベントです。
(ライター:岡安 学/編集:BCN eスポーツ部)

会場のようす

会社説明や名刺交換よりもまずはゲーム大会が先! 参加者同士の接し方も変わる

 参加企業の中には、すでに社内にeスポーツ部を立ち上げているところもあれば、これから立ち上げようと考えているところも。業種もゲームメーカーなどゲームに関わりの深い企業からまったく関係のない企業まで参加しており、業種にかかわらずeスポーツが企業にとって必要であると感じているようでした。
 

 まずはTOPPANの原田さんとGLOEの谷田さんによる挨拶から始まりました。しかし、その後行われたのは、参加者同士の名刺交換でも、会社説明でもなく、ゲーム大会です。ゲーム対戦から始まる企業交流会はなかなかありません。初めて会う異業種交流会では名刺交換や挨拶もままならないものですが「ゲームで対戦したあとでは、もはや仲間として接することができる」と谷田さん。その発言の通り、ゲーム大会後は参加者はみな、すんなり会話に入ることができたようでした。
 

TOPPAN 情報コミュニケーション事業本部
eスポーツプロジェクト エグゼクティブプロデューサー
原田香織さん

 

GLOE 代表取締役
谷田優也さん

 

ゲーム大会のようす

 

ゲーム大会のようす

コロナ禍を機にeスポーツを始めたTOPPAN 社内運動会の代わりに

 ゲーム大会のあとは、TOPPANによるeスポーツの活用と社内、社外での活動実績が発表されました。もともと社内運動会を2年に一度行っていましたが、コロナ禍により集まることができなくなってから、eスポーツ大会を導入したのが始まり。
 

 全国に支社、支部があり、運動会を行っていた場合は、遠くから運動会に参加するために移動しなければなりません。eスポーツ大会はオンラインで行えるので、各事業部から参加でき、大会の様子の動画配信もリアルタイムでなくても好きな時間に観ることができると好評でした。
 

 コロナ禍が解消されたあとも、運動会よりもeスポーツ大会の方が良いと言う意見が圧倒的に多く、継続してeスポーツ大会を開催しています。これがきっかけとなり、社外でもeスポーツイベントの活動を支援するケースも出てきて、社内外でeスポーツが活用できています。
 

TOPPANは、eスポーツ部活動、社会人eスポーツリーグ、
社内eスポーツ運動会の三つの活動を展開


 

社会人eスポーツ部を運営したうえで、課題をみつけ、それをクリア

 

社会人eスポーツリーグ「AFTER 6 LEAGUE」は4年の歴史を重ね、
今や社会人eスポーツリーグの代名詞と言われる存在まで成長


 

台風とコロナ禍により2年ごとに開催していた運動会の存続が危ぶまれた中、
eスポーツ運動会を実施。全国各地から会場に足を運ぶ必要がなく、
参加者も増加。社員の評価も高いそう

 

​​​​​​eスポーツの三つの活動の成果が会社の事業にまで発展し、
他社のeスポーツ大会の運営を行うまでに成長

内定者の不安払しょくなどにゲームが役立つ GLOEの提案 Discord設計がカギ?

 次にGLOEによる人材採用にeスポーツを活用するという提案です。人材採用において、採用前の認知の向上、内定時の内定辞退回避、入社後の早期退職防止をeスポーツによって解消していくことを示しました。その一環として同社では、Discordを使い、会社の認知、内定者の不安を払しょくすることに努めています。Discordはゲームに特化したSNSのような側面があり、Z世代にも浸透しています。就活において、就活生も企業側もお互いの解像度を高めるために活用できるツールとして期待されています。
 

GLOEが提案するのは
eスポーツを使った学生や新卒採用への訴求力

 

就職活動における、学生の認知、内定辞退者を限りなく少なくする、
早期離職者を出さないようにする。
いずれも企業の新卒採用にとって、切実な課題と言えます

 

学生の多くは何らかのゲームをプレイしており、
ゲーマーに親和性の高いDiscordを使い、就職活動の情報を共有します

 

Discordによって、就活生同士の交流や社会人からの情報、
インターンをゲーミフィケーションで行うことでより理解度を高めていきます

 

目標の会社がある場合は別ですが、そうでない場合はDiscordで内定者同士が情報を共有し、
内定辞退を防ぐようにしていきます

参加者にインタビュー!

 最後に参加者同士の交流の時間となり、それぞれが名刺交換や交流を行いました。先程言ったように、すでにゲームで交流しているので、この辺はスムーズです。今回、参加した企業に参加した目的と経緯、そしてイベントの感想を聞いてきました。
 

日研トータルソーシング株式会社


――総合人材サービスをしている日研トータルソーシング株式会社です。eスポーツの部活を立ち上げて2年になります。これまで我流でやってきましたけど、人数も増えてきたので、運営の限界を感じていました。次のステップへ行くために、運営のプロに協力を願おうと思って、TOPPANと提携することになりました。


 今回のイベントはTOPPANからの紹介ですね。交流会に参加してみて、まわりの企業がeスポーツを事業化しているところばかりで圧倒されました。こういう機会に参加できたのは本当に新鮮でした。TOPPANのeスポーツの取り組みを聞けて提携して良かったと改めて感じています。GLOEの話でeスポーツは採用の引きになるという話はすごく納得でき、身を持って感じているところでした。
 

左から人材育成課主任 小迫志帆さん、
人材育成課課長 中野成基さん、採用企画課 岸田悠来さん

株式会社サンエー


――横須賀にある太陽光発電の施工会社です。参加したきっかけはXでの投稿ですね。TOPPANとはすでにAFTER 6 LEAGUEで付き合いがありましたので、興味が持てました。eスポーツで社内のコミュニティが成立し始めており、今回は外からの採用について勉強をしにきました。


 交流会の印象としては、いきなりゲーム大会が始まったことですね(笑)。独特だと思いました。内定者に対する考え方については、ゲームの交流戦をする、Discordでつながって不安を払拭する施策は勉強になりました。あとは、TOPPANがeスポーツの活動をどのようにしてマネタイズしているのか、それがわかったことが良かったですね。
 

マーケティング部課長 横山真吾さん

【終わりに】採用率や離職率の向上にeスポーツが活用できるかも…

 会社内外で仕事以外のつながりを持つことで、風通しが良くなり、不安も解消していくというのは、採用率が悪く、離職率が高い会社にとっては重要なファクターなのではないでしょうか。また、それらを解消するためにeスポーツを利用すると言うのも、ゲームに関わっていない会社にとって、これまでにない発想と言って良いでしょう。少しでも興味を持った企業があれば、TOPPANやGLOEの門を叩いてみるのもありだと思いますよ。