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【2025年最新】関東近郊でおすすめのデジタルイルミネーションを紹介

特集

2025/11/20 17:00

 冬の夜を彩るイルミネーションが、今やデジタル技術によってさらに進化を遂げています。プロジェクションマッピングやインタラクティブ演出など、まるで物語の世界に入り込んだような体験が楽しめるのがデジタルイルミネーションの魅力です。

 本記事では、2025年に関東近郊で開催される注目のデジタルイルミネーションイベントを紹介します。大切な人とのお出かけや冬の思い出づくりに、幻想的な光のアートを堪能してみませんか。
 
関東近郊で楽しめるデジタルイルミネーションを紹介

デジタルイルミネーションとは?

 光の演出には、昔ながらのイルミネーションと、デジタル技術を活かした新しいスタイルがあります。両者の特徴を理解しておくことで、より深くイベントを楽しめます。ここでは、それぞれの基本的な意味と違いを整理します。
 

イルミネーションの定義

イルミネーション

 イルミネーションとは、無数の小さな光源を使い、空間そのものを装飾する光の演出です。建物や樹木といった対象物を照らす手法であるライトアップに対し、イルミネーションは、光そのものを魅せることに重きが置かれています。

 魅力のひとつとして挙げられるのが、光の集積による圧倒的なきらめきです。細かなLEDライトを密集させることで、まるで光の海に包まれているかのような空間をつくり出します。

 また、イルミネーションは強いイベント性や季節性を持つことも特徴です。冬のクリスマスシーズンをはじめ、テーマパークや観光地、お祭りなど、特別な時期に合わせて設置されることが多いです。
 

デジタルイルミネーションとは?

デジタルイルミネーション

 デジタルイルミネーションとは、最新のデジタル制御技術と3Dマッピングを活用し、空間全体を光の演出で再構築する新しいイルミネーションの形です。従来の光を灯す演出にとどまらず、映像と光を連動させて空間そのものを劇的に変化させられます。

 特筆すべきは、建築物の外壁やクリスマスツリーのような立体構造物、街路樹や水辺など、設置場所を選ばずに演出できる柔軟性です。高精細なLEDライトとデジタル制御システムを組み合わせることで、光の色・明るさ・動きを緻密にコントロールでき、立体的な光の世界をつくり出します。

 また、通信技術の発達により、多彩なパターンや色彩の変化を瞬時に切り替えることが可能になりました。時間帯や演出テーマに応じてシーンを変化させることで、同じ空間でもまったく異なる表情を楽しめる点も魅力です。
 

関東近郊でおすすめのデジタルイルミネーション3選

 関東ではさまざまな場所でデジタルイルミネーションを楽しめます。ここでは、関東でおすすめのデジタルイルミネーションスポットを3つ紹介します。

・ヨルノヨ2025
・虹の郷イルミtheナイト2025
・ムーミンバレーパーク「ムーミン谷のクリスマス」
 

ヨルノヨ2025

ヨルノヨ2025

 ヨルノヨは、冬の横浜を彩る一大イルミネーションイベントです。2025年12月4日から12月30日にかけて開催され、横浜都心臨海部一帯に光と音楽に包まれる幻想的な空間が広がります。

 このイベントは、横浜市内各所で開催される40以上のイルミネーション企画をつなぐキャンペーン「THE YOKOHAMA ILLUMINATION」の一環として開催されます。

 また、観光スポットや商業施設、商店街をめぐるデジタルスタンプラリーやフォトコンテストなど、参加型のコンテンツも充実しており、街歩きと光のアートを融合した体験ができます。

 なお、ヨルノヨ2025の主なイルミネーションスポットは次のとおりです。

・ハイライト・オブ・ヨコハマ
・クジランド
・ブライトガーデン

・ハイライト・オブ・ヨコハマ
ハイライト・オブ・ヨコハマ

 「ハイライト・オブ・ヨコハマ」は、ヨルノヨの象徴的な演出として毎年多くの来場者を魅了するスペクタクルショーです。横浜の都心臨海部全域をステージに見立て、光と音楽が完全にシンクロする5分間の幻想的なプログラムが展開されます。

 今年は過去最多の45施設が参加し、みなとみらいから山下公園まで約3kmにおよぶエリアが一斉に光り輝きます。建物や街路、広場に配置されたイルミネーションが音楽と連動して変化することで、都市全体がまるで巨大なアート作品のように姿を変えるのが見どころです。

・クジランド
クジランド

 「クジランド」は、大さん橋会場を象徴する参加型のイルミネーション演出です。広大な屋上エリア全体を舞台に、国内最大級の屋外プロジェクションマッピングが展開され、来場者を幻想的な光の世界へと誘います。

 中央には、約25mにもおよぶ光のクジラが悠々と泳ぐ映像が映し出され、デッキ全体がまるで海の中にいるような空間に変化します。波打つような形状が特徴のウッドデッキ「くじらのせなか」に立てば、床一面に広がる光と映像に包まれる圧倒的な没入感を体感できるでしょう。

・ブライトガーデン
ブライトガーデン

 「ブライトガーデン」は、山下公園エリアに登場する全長約250mのインタラクティブ・デジタルアート空間です。夜の公園が、まるで光の庭園のようにライトアップされ、歩くだけで幻想的な世界に引き込まれます。

 会場には18本の「スターツリー」と呼ばれる光のオブジェが立ち並び、その中心には花をモチーフにした「スターフラワー」が優雅に輝きます。

 最大の魅力は、来場者の動きに反応して光が変化するインタラクティブな演出です。光の波が足元から広がったり、色彩がゆらめきながら移ろったりと、一人ひとりの動作が空間全体を彩る仕掛けになっています。
 

虹の郷イルミtheナイト2025

10月にリニューアルした虹の郷イルミtheナイト2025

 虹の郷イルミtheナイトは、静岡・伊豆の修善寺にある「虹の郷」で開催される、伊豆最大級の体感型イルミネーションイベントです。10月17日~2026年3月29日まで、東京ドーム約10個分にもおよぶ広大な庭園が、光と映像に包まれた幻想的な空間へと変わります。
 
光の序章

 目玉の一つは、英国風の洋館をキャンバスにして繰り広げられる「光の序章」です。建物一面に映し出される壮大なプロジェクションマッピングは、虹や蝶が舞い踊る幻想的な演出で、まるで夢の中に迷い込んだような感覚を与えます。
 
光るSL ロムニー鉄道

 また、園内を走る「光るSL ロムニー鉄道」に乗れば、光に彩られた庭園をゆったりと巡る特別な旅が楽しめます。
 
妖精の庭
 
専用フォトスポット 愛犬ステージ

 ほかにも、人の動きに反応して光が広がる「妖精の庭」や、愛犬と一緒に撮影できる専用フォトスポットなど、カップルだけでなくファミリーやペット連れでも楽しめるスポットが満載です。
 

ムーミンバレーパーク「ムーミン谷のクリスマス」

ムーミンバレーパーク「ムーミン谷のクリスマス」

 「ムーミン谷のクリスマス」は、埼玉・飯能市のムーミンバレーパークで開催されるイベントです。今年の開催期間は11月1日~12月25日で、今回はクリスマスをテーマに行われます。ムーミン谷の冬をイメージした演出や、冬のアクティビティスポット、体が温まる冬のスペシャルメニューなどが楽しめます。日が落ちてからは、さまざまなライトアップイベントも行われます。
 
絵本「ムーミン谷のクリスマス」に登場するクリスマスツリーを再現

 今年は、ムーミン屋敷の前に約5mのもみの木が登場します。絵本「ムーミン谷のクリスマス」の物語を再現して、クリスマスを知らないムーミン一家が飾り付けた一風変わったクリスマスツリーを楽しむことができます。
 
ムーミン屋敷のライトアップと夜空のオーロラ

 また、ムーミン屋敷には冬の景色が映し出され、ムーミン谷エリアの上空にはオーロラが出現します。屋敷の両サイドに生えるメタセコイヤにはLEDライトが設置され、ムーミンたちキャラクターのシルエットや、色とりどりの光の演出がエリアを彩ります。
 
ムーミン谷の湖上花火大会~冬~
 
昨年のナイトパレードのようす

 さらに、ムーミン谷の湖上では、花火大会も行われ、前回好評だったナイトパレードもバージョンアップして帰ってきます。なお、イベント開催中は特別なコンテンツや、ここでしか手に入らない限定グッズも登場します。幻想的なクリスマスの世界は、ムーミン好きはもちろん、ムーミンを知らない人でも楽しめます。
 

デジタルイルミネーションで光のアートを堪能しよう

 デジタル技術と光の演出が融合したイルミネーションは、ただ眺めるだけの“装飾”を超え、空間そのものをアートとして楽しめる体験へと進化しています。建物や街並みを舞台にしたプロジェクションマッピングや、来場者の動きに反応するインタラクティブな演出など、まるで物語の中に入り込んだかのような没入感が味わえるのが魅力です。

 今年の冬は、大切な人とともに最先端のデジタルイルミネーションの世界を巡り、非日常の輝きを体感してみてはいかがでしょうか。
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