• ホーム
  • トレンド
  • シャオミが新製品発表イベント「Xiaomi EXPO 2025」を秋葉原で開催 世界で最も速いシャオミのEVも日本で初披露!

シャオミが新製品発表イベント「Xiaomi EXPO 2025」を秋葉原で開催 世界で最も速いシャオミのEVも日本で初披露!

Macbookでシャオミスマホのロックを解除

 HyperOSは、シャオミ製品同士がシームレスに接続し、「クロスデバイス体験を進化させてきました」と安達氏は話す。HyperOS 3ではスマートフォンのロック解除をタブレット端末側で行うことができる。

 この利便性をさらに高めるため、HyperOS 3ではApple製品との接続がこれまで以上に便利になったという。「例えば、MacBookの指紋センサーでスマートフォンのロックを直接解除したり、スマートフォンのアプリをMac上で別々のウィンドウとして操作したりできます。Xiaomi PadをMacBookの外部ディスプレーとして使うことも可能です」
 
Xiaomi HyperOS 3はAppleとの連携を強化

 パワフルでスマートなAIについては、Xiaomi hyperAIによって、「日常のすべてのシーンで、より自然にAIが体験できるよう進化しています」という。

 テキスト機能では画面上の画像をテキストとして認識できるようになり、音声認識では騒がしい環境でもバックグラウンドノイズを低減して翻訳や文字起こし、字幕などが生成できるようになった。検索機能は探しているものを尋ねるだけで必要な情報を要約する。

 「HyperOS 3は10月以降にシャオミのエコシステム全体のデバイスに展開し始めます」と安達氏は結んだ。
 
アップグレードでより進化したXiaomi HyperOS 3

日本の市場やニーズに合った製品を選んで展開

 発表会の後、登壇した鄭氏にインタビューをする機会があったので、シャオミの特徴や日本市場での今後の展開などについて聞いた。

――日本で販売する製品の選定ポイントはどのようなところですか?

鄭彦副社長(以下、敬称略で鄭と表記) 当社の製品の中から日本のお客様のニーズが高いものを選ぶのが基本です。日本のお客様や市場の声を聞き、当社がグローバルで展開している多数の製品の中から日本市場に合う製品を選んでいます。

――中国ではシャオミファンを増やすことで成長してきましたが、日本ではどのような戦略でファンを増やしていこうと考えていますか?

 例えば日本のスマートフォン市場はキャリアの販売が9割を占め、グローバルと比べて非常に特殊な市場です。当社もキャリア向けにビジネスを展開してきましたが、それだけだと他社との差別化ができず、シャオミの特徴を出せないところがネックでした。

 シャオミの特徴は、スマートフォンやタブレット端末を中心としたスマートデバイスとスマートホームに車も加わったエコシステムで、当社のような広範囲でエコシステムを構築しているメーカーはありません。

 この特徴を活かすには中国で10年前からやってきた、一つの空間ですべての製品を体験して購入できるストアという場所が必要。キャリアや家電量販店、ECだけでなく、タッチポイントとしてシャオミストアを拡大していく戦略で進めています。
 
タッチポイントとしてのストアの重要性について語った
シャオミ・ジャパンの鄭彦副社長

――シャオミのエコシステムの強みを具体的に教えてください。

 やはり機器同士が連携すると、より使いやすくなるという便利さですね。当社ではハードはもちろんですがソフトにも力を入れていますので、連携の利便性をアピールしていきます。

 日本ではまだ家の中の家電を一本化して操作できるところまで至っていません。各機器のメーカーごとにアプリをインストールしなければならず、ユーザーエクスペリエンスは良くありません。しかし、当社は製品のラインアップが非常に幅広く、日常生活で使用する家電製品をある程度カバーしているところが他社との違いであり、シャオミのストロングポイントと考えています。

[次のページ]シャオミストアに注力

前へ

次へ

ギャラリーページ