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シャオミが新製品発表イベント「Xiaomi EXPO 2025」を秋葉原で開催 世界で最も速いシャオミのEVも日本で初披露!

 シャオミ・ジャパンは2025年9月26~28日の3日間、東京・秋葉原のベルサール秋葉原で一般に向けた新製品発表イベント「Xiaomi EXPO 2025」を開催した。イベント初日にはメディア向けの発表会も行われ、スマートフォンやスマートウォッチ、タブレット端末など数多くの新製品が発表された。本稿では前編として、同社の鄭彦(テイ ゲン)取締役副社長と安達晃彦プロダクトプランニング本部本部長の発表内容をまとめた。

ベルサール秋葉原で開催されたXiaomi EXPO 2025

日本での展開を加速しているシャオミ・ジャパン

 メディア向け発表会で登壇したシャオミ・ジャパンの鄭彦取締役副社長は、グローバルでのシャオミの状況について説明した。

 2025年の第2四半期は過去最高の成長を達成し、売上高は5四半期連続で前年同期比130%を超えているという。この成長要因の一つとして鄭氏は、製品の基礎となる技術への投資を挙げた。

 「過去5年間でAIやOS、チップセットに110億ユーロ(約2兆円)を投資しました。これによってシャオミはスマートフォンで世界3位の座を5年間維持しています。これからの5年間で、さらに240億ユーロ(約4兆円)を投資します」と鄭氏は話した。
 
今後の5年間で基盤技術に4兆円超を投資すると話す
シャオミ・ジャパンの鄭副社長

 日本での展開はどうだろうか。鄭氏は、上半期は多くの新しいことにチャレンジしたと語った。その一つがスマートフォンのPOCOシリーズの展開。「今年に入って6モデルを発売し、エントリーからフラッグシップまでラインアップ化しました。(スマートフォンに関しては)ほぼ新参ブランドながら販売は絶好調」と述べた。

 スマートフォン以外でも積極的に新製品を発売し、「1月から8月までで、すでに80SKUを超える製品を発売しました。Wi-Fiルーターやパーソナルケア製品などの新しいカテゴリーにも参入し、ホームデバイスのラインアップは確実に拡充しています」
 
2025年に発売したシャオミのWi-FiルーターBE3600 Pro(左)と
電動シェーバーS200(中)、オシレーション電動歯ブラシ(右)

 さらに3月にはさいたま市のイオンモール浦和美園に同社の直営店舗で日本初出店となるシャオミ ストアをオープン。4月には川口市のイオンモール川口に2号店を出店した。同社の幅広い製品群を一店舗に集め、「多くのシャオミファンや近隣のお客様で、期待を上回る実績となっています」と鄭氏は誇らしげに語った。
 
オープン当日のシャオミストア イオンモール浦和美園店(左)と
イオンモール川口店(右)

 シャオミは『Human×Car×Home』を事業戦略に掲げ、これらが有機的につながることで、「より便利でスマートなライフスタイルの実現」を目指しているという。この“Car”では中国で今年発売され、日本でも話題となった世界最速のEVであるXiaomi SU7 Ultraが初披露された。
 
日本初披露となった爆速EVのXiaomi SU7 Ultra

Xiaomi HyperOSがこの秋にアップグレード

 鄭氏に続いてシャオミ・ジャパンの安達晃彦プロダクトプランニング本部本部長が登壇。同社のスマートフォンやタブレット端末、スマートウォッチに搭載している独自OSのXiaomi HyperOS(以下、HyperOS)が、この秋にHyperOS 3としてアップグレードされることを紹介した。

 アップグレードのポイントは3つあり、安達氏は直感的で美しいデザインとシームレスな相互接続性、パワフルでスマートなAIと紹介。デザインについては「UIは新しいマテリアルデザインで、アニメーションスタイルに刷新されました。簡略化されたアイコンやひと目で分かるウィジェット、新しいロック画面のデザインなど、システム全体がリフレッシュされています」と述べた。

 特に象徴的な機能が、Xiaomi Hyper Island。これは画面最上部の表示スペースで、アプリを操作中に何らかの通知が来てもアプリ操作を中断せず、タップして詳細情報を表示したり、画面をスワイプして複数のバブル(フローティング表示された通知の小窓)を切り替えたりできるという。

 また、「ライブアクティビティ機能で、アプリを切り替えたり通知バーをスワイプしたりしなくても進捗状況が確認できます」という。
 
アップグレード予定のXiaomi HyperOS 3について解説する
シャオミ・ジャパンの安達氏
 

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