ヨドバシカメラ マルチメディア千葉が11月15日にオープンした。同店は旧千葉店からの移転増床で売り場面積は旧店舗の約3倍。JR千葉駅から徒歩2分の駅前立地でありながらも大型の駐車場を併設しており、電車でも車でも行きやすい超大型店舗だ。
売り場面積は約4000坪で、移転前の旧ヨドバシカメラ千葉店から3倍に拡大した。建物全体の名称はヨドバシHDビルで、地下1階から地上17階のうち、マルチメディア千葉の売り場は1~4階。地下1階にはユニクロとABCマート、JINSがテナントとして入店し、5~17階と屋上は1680台収容の駐車場(オーロラシティパーキング)だ。
店内への入口は何カ所かあるが京成千葉駅東口から非常に近く、そごう千葉店とは4階でつながっている。JR千葉駅からも徒歩で約2分と近い。
11月14日のメディア向け内覧会では、同店の堤康平店長による各コーナーのポイント説明を交えた視察ツアーが行われた。いくつかのコーナーを紹介しよう。
自転車コーナーは電動アシスト自転車やシティサイクル、スポーツサイクルを揃え、店外には試乗コースも設け、試乗体験もできるようになっている。
この1階には、ランニングやトレイルランニング専門店のアートスポーツを併設する形で石井スポーツ ヨドバシ千葉店が出店。ランニングやトレーニングからハイキング、トレッキング、スキーや登山までアウトドアスポーツのグッズや用品を揃えた。
ザ・ノース・フェイスやアークテリクス、パタゴニア、マムートなどの人気アウトドアウェアブランドもコーナーで展開し、カジュアルなエーグルも扱っている。リュクやザックはデイリーから登山まで約500アイテムが展示されている。また、キャンプコーナーではテントからランタンやBBQ用アイテムなどを幅広く展示している。
駅に近いことや大型駐車場を併設していることから来店客は幅広い層が予想され、玩具やホビーは子供から大人までは楽しめるアイテムを揃えたという。
文房具は一般的なアイテムと事務用のアイテムを揃え、ビジネス用途での買い物にも対応している。
パソコンコーナーでは本体と周辺・関連機器が近接して置かれている。パソコンに必要なマウスやキーボードなどを別のコーナーまで探しに行かずに済み、同時購入しやすい展示がされている
ヘッドホンでは人気のオーバーヘッドホンの品揃えを見直し、展示商品は試聴可能だ。また、年配を中心にラジオやラジカセの問い合わせは多いとのことで、しっかりとコーナー展開をしたという。
その他のオーディオ商品は三方を壁で囲んだコーナーを配置。サウンドバーは実際にスピーカーから音が出るので、商品を比べて購入ができる。また、BOSEとSonosの2つのブランドはサウンドバーだけでなく、ワイヤレスイヤホンも展示している。
テレビコーナーでは1台1台をしっかりと見てもらうため、大画面モデルそれぞれを独立した展示で構成したという。一般的な展示では並べて陳列するケースが多いが、実機を離して展示することで吟味して選ぶことが可能だ。
また、壁面を使った展示ではないため、1台1台の薄さも横から確認することができ、購入商品を選ぶ際にいろんな視点から検討することが可能な売り場といえるだろう。取付工事不要でテレビを浮かせて展示できる壁寄せスタンドも1カ所に集めて展示している。
TVS REGZAとソニーの2社については、それぞれのコーナーを配置し、ソファに座って視聴できるようなつくりにしている。
デジタルカメラは各社のほぼすべての商品を展示して、レンズも自由に付け替えて撮影体験ができる。国内メーカーのみならず、ライカの商品も並べられている。
調理家電についてはオーブンレンジの隣に炊飯器を配置し、さらにフライパンをはじめとする料理アイテムに流れるような導線となっている。オーブンレンジは時期によって実演も行う予定だ。
加湿器と暖房器具は非常に低い台の上に展示。これらを使用する場合、高い場所に置くことは考えられず、床に置いて使用する。低い位置に展示されているので、実使用時のイメージが湧きやすいだろう。
スティッククリーナーは展示商品すべてを通電しており、吸引体験が可能。数値だけでなく取り回しや操作性、重さなどを実際に動かして確認できるので納得した購入につながるとのことだ。
ロボット掃除機は売り場に専用の台を配置し、どのように動くのかが分かる。台はフラットで四隅の囲みはない。ロボット掃除機の問い合わせで多いのは、階段などから落下しないのかということ。台をフラットにすることで、台の先端まで来ると落下防止のセンサーが働くことが確認できるわけだ。
洗濯機と冷蔵庫は15時までの購入で最短、当日の配送設置が可能。冷蔵庫は各社が発売しているすべての商品を実機で展示しているという。一列に長く並べるのではなく、ブロックごとに間隔を開けて展示している。ゆっくりと中を開けて、1台1台見て回ってもらおうとの考えである。
ドラム式洗濯乾燥機は傾斜台に乗せて展示して、中が見やすい。冷蔵庫と同様にすべての商品を展示し、色違いやドアの向きの違いも実機による展示のため、配送後にイメージと違ったということがないような配慮がされている。
マルチメディア千葉は、さまざまなコーナーで体験や体感ができる。見やすく、比較しやすい展示も含めて最新の家電製品をベストチョイスで購入できる店舗といえるだろう。
売り場面積は約4000坪で1680台収容の駐車場を併設
移転増床してオープンしたヨドバシカメラ マルチメディア千葉は、そごう千葉店の別館である旧ジュンヌ館をリニューアルした店舗だ。ジュンヌ館は2023年8月末で閉館し、約1年3カ月をかけてマルチメディア千葉に生まれ変わった。売り場面積は約4000坪で、移転前の旧ヨドバシカメラ千葉店から3倍に拡大した。建物全体の名称はヨドバシHDビルで、地下1階から地上17階のうち、マルチメディア千葉の売り場は1~4階。地下1階にはユニクロとABCマート、JINSがテナントとして入店し、5~17階と屋上は1680台収容の駐車場(オーロラシティパーキング)だ。
店内への入口は何カ所かあるが京成千葉駅東口から非常に近く、そごう千葉店とは4階でつながっている。JR千葉駅からも徒歩で約2分と近い。
11月14日のメディア向け内覧会では、同店の堤康平店長による各コーナーのポイント説明を交えた視察ツアーが行われた。いくつかのコーナーを紹介しよう。
1階には石井スポーツとアートスポーツが出店
1階はスマートフォンと関連商品、自転車の各売り場になっている。スマートフォンは社員が対応して、お客の要望に応じてキャリアやプランを提案するというスタイル。売り場の中では、柱やサークル状の展示台を使って関連商材を展示しており、ついで買いに便利だ。自転車コーナーは電動アシスト自転車やシティサイクル、スポーツサイクルを揃え、店外には試乗コースも設け、試乗体験もできるようになっている。
この1階には、ランニングやトレイルランニング専門店のアートスポーツを併設する形で石井スポーツ ヨドバシ千葉店が出店。ランニングやトレーニングからハイキング、トレッキング、スキーや登山までアウトドアスポーツのグッズや用品を揃えた。
ザ・ノース・フェイスやアークテリクス、パタゴニア、マムートなどの人気アウトドアウェアブランドもコーナーで展開し、カジュアルなエーグルも扱っている。リュクやザックはデイリーから登山まで約500アイテムが展示されている。また、キャンプコーナーではテントからランタンやBBQ用アイテムなどを幅広く展示している。
おもちゃ・ホビーは子どもから大人まで多彩な品揃え
2階はパソコンとパソコンの周辺・関連機器、おもちゃ、文房具などのコーナー。ゲームコーナーではNintendo SwitchとPlayStation 5を分けてコーナー展開し、プラモデルも含めて地域最大級の品揃えという。駅に近いことや大型駐車場を併設していることから来店客は幅広い層が予想され、玩具やホビーは子供から大人までは楽しめるアイテムを揃えたという。
文房具は一般的なアイテムと事務用のアイテムを揃え、ビジネス用途での買い物にも対応している。
パソコンコーナーでは本体と周辺・関連機器が近接して置かれている。パソコンに必要なマウスやキーボードなどを別のコーナーまで探しに行かずに済み、同時購入しやすい展示がされている
テレビは大画面モデルを並べずに独立させて展示
3階は時計やスマートウォッチ、トラベルグッズなどのほかにカメラ類やAVなどのデジタル家電のコーナー。医薬品やシャンプーなどの日用品も同フロアで扱っている。電子ピアノは展示商品の試奏ができるので、タッチだけでなく音色を聞いて商品を選べる。ヘッドホンでは人気のオーバーヘッドホンの品揃えを見直し、展示商品は試聴可能だ。また、年配を中心にラジオやラジカセの問い合わせは多いとのことで、しっかりとコーナー展開をしたという。
その他のオーディオ商品は三方を壁で囲んだコーナーを配置。サウンドバーは実際にスピーカーから音が出るので、商品を比べて購入ができる。また、BOSEとSonosの2つのブランドはサウンドバーだけでなく、ワイヤレスイヤホンも展示している。
テレビコーナーでは1台1台をしっかりと見てもらうため、大画面モデルそれぞれを独立した展示で構成したという。一般的な展示では並べて陳列するケースが多いが、実機を離して展示することで吟味して選ぶことが可能だ。
また、壁面を使った展示ではないため、1台1台の薄さも横から確認することができ、購入商品を選ぶ際にいろんな視点から検討することが可能な売り場といえるだろう。取付工事不要でテレビを浮かせて展示できる壁寄せスタンドも1カ所に集めて展示している。
TVS REGZAとソニーの2社については、それぞれのコーナーを配置し、ソファに座って視聴できるようなつくりにしている。
カメラは各種レンズを装着して撮影体験ができる
カメラコーナーでは各社の超望遠レンズにカメラを装着して撮影体験という形で展示している。この展示意図として、一般的な超望遠レンズはショーケースの中に収められ、実機を間近で見たり、触ったりすることがなかなかできないためとのことである。デジタルカメラは各社のほぼすべての商品を展示して、レンズも自由に付け替えて撮影体験ができる。国内メーカーのみならず、ライカの商品も並べられている。
連絡通路の正面には最新のドライヤーを展示
4階は生活、調理、季節、理美容、健康などの家電製品と化粧品の売り場だ。この4階はそごう千葉店からの連絡階で、連絡通路を通って店内に入る女性客を想定して、連絡通路の正面にはドライヤーやヘアアイロンを配置したという。調理家電についてはオーブンレンジの隣に炊飯器を配置し、さらにフライパンをはじめとする料理アイテムに流れるような導線となっている。オーブンレンジは時期によって実演も行う予定だ。
加湿器と暖房器具は非常に低い台の上に展示。これらを使用する場合、高い場所に置くことは考えられず、床に置いて使用する。低い位置に展示されているので、実使用時のイメージが湧きやすいだろう。
スティッククリーナーは展示商品すべてを通電しており、吸引体験が可能。数値だけでなく取り回しや操作性、重さなどを実際に動かして確認できるので納得した購入につながるとのことだ。
ロボット掃除機は売り場に専用の台を配置し、どのように動くのかが分かる。台はフラットで四隅の囲みはない。ロボット掃除機の問い合わせで多いのは、階段などから落下しないのかということ。台をフラットにすることで、台の先端まで来ると落下防止のセンサーが働くことが確認できるわけだ。
大型商品は見やすく選びやすい展示で、配送工事もスピーディー
エアコンは畳数別の展示で、地域にもよるが、千葉市内のほとんどの区では18時までの購入で最短、翌日の取付工事が可能な体制という。洗濯機と冷蔵庫は15時までの購入で最短、当日の配送設置が可能。冷蔵庫は各社が発売しているすべての商品を実機で展示しているという。一列に長く並べるのではなく、ブロックごとに間隔を開けて展示している。ゆっくりと中を開けて、1台1台見て回ってもらおうとの考えである。
ドラム式洗濯乾燥機は傾斜台に乗せて展示して、中が見やすい。冷蔵庫と同様にすべての商品を展示し、色違いやドアの向きの違いも実機による展示のため、配送後にイメージと違ったということがないような配慮がされている。
マルチメディア千葉は、さまざまなコーナーで体験や体感ができる。見やすく、比較しやすい展示も含めて最新の家電製品をベストチョイスで購入できる店舗といえるだろう。