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千葉県我孫子市、LINE公式アカウントを利用した「スマホ市役所」を開設

暮らし

2023/07/07 18:30

 スマホ市役所「GovTech Express」を提供するBot Expressは、千葉県我孫子市がGovTech Expressを活用し、千葉県我孫子市LINE公式アカウントから行政手続きが可能となる「スマホ市役所」を8月に開設することを発表した。全職員約1300人が利用し、300以上の住民サービスのオンライン化と役所業務をオンライン化する。

我孫子市とBot Expressで全庁的なオンライン化に取り組む

 今回の「スマホ市役所」開設は、6月に行われた「我孫子市スマート申請システム導入業務委託」公募でBot Expressが選定されたことを受けて、我孫子市とBot Expressが共に取り組むもの。

 我孫子市では、行政手続きのオンライン化を進めているなかで、「住民が自身で必要な手続きを判断するのが難しい」、「記載誤りや記載漏れがあった際の確認に時間を要する」、「事務処理を行う際に電子データを紙に印刷する必要があり、手続きに時間を要する」といった課題があり、オンライン化を進めても市民サービスの利便性向上、事務の効率化につながっていない状況だった。

 これらの課題を解決し、住民がオンラインで、「いつでもどこでも」だけでなく、「簡単に」「迷うことなく」「正確に」手続きを行えるようにするため、「手続き案内機能」や「対話型申請機能」を有したスマート申請サービスとしてBot Expressが提供する「GovTech Express」を導入した。これにより、住民は手続きの処理状況をリアルタイムで確認できるとともに、申請受付から決定・通知などまでの時間が短縮するため、長時間待つことがなくなる。

 GovTech Expressは、ノーコードで職員が自由に開発できるプラットフォームのため、申請情報からの連携による「台帳管理」や「事務処理の進捗管理」「通知書の作成」などそれぞれの業務の特性に応じたシステムや、新しい政策や変化する住民ニーズに合わせて即座にサービス構築が可能となる。これまでは、予算やスペックの制約によってシステム化できなかった市町村独自の制度・手続きも含め、すべての行政手続きをオンライン化することができる。

 我孫子市の「スマホ市役所」では、結婚、出産、転入・転出・転居、保育、離婚、おくやみなどあらゆるライフイベントにともう300以上の手続きをオンライン化。開庁時間を気にせず、いつでも手続きが可能となる。また、住民から申請された届出の確認、庁内決裁、文書回覧などあらゆる業務を「スマホ市役所」に集約。窓口受付も、庁内処理も1つのプラットフォームで完結する。
 

 「1Clickで完了」に、とことんこだわった職員向け管理画面を提供。クラウドでは通常できない自治体ごとの事務に合わせた操作画面のカスタマイズを、ノーコードプラットフォームによって実現した。不安になるほど少ない操作で庁内の回覧・承認処理が完了する。

 住民は、ホームページなどで該当する給付金を探す必要がなくなる。我孫子市からスマホにPUSHで通知され、そのまま申請することができる。
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