奥会津エリアでカーシェアリング実証事業、便利な観光へ

 東日本電信電話(NTT東日本)福島支店、只見川電源流域振興協議会、ケー・シー・エス(KCS)、エヌ・ティ・ティ・ル・パルク(NTTル・パルク)の4者は、只見川電源流域振興協議会が進める地域経済の循環に資する取り組みとして、只見線の再開通によって増加した観光客の移動手段の確保と、奥会津地域の観光周遊性の向上を目的とした、奥会津カーシェアリング導入実証事業を7月1日~12月31日の期間に実施する。

カーシェアリングの利用イメージ

気軽に利用できる交通手段を確保

 同実証では、カーシェアリング車両を只見線沿線駅周辺に配置し、その稼働データとともにアンケート調査などを通じて、二次交通として有効活用されるかなどについて確認し、、二次交通体系の拡充につながるかを検証していく。

 カーシェアリング車両の台数は、コンパクトカー5台、ミニバンタイプ1台の計6台で、カーステーションは会津柳津駅(駅前駐車場)、会津宮下駅(三島町観光交流舘からんころん隣)、会津川口駅(金山町役場駐車場)、只見駅(只見線広場)のほか、2カ所の追加を予定している。

 観光客が奥会津エリアを周遊しやすいよう、ラウンドトリップ方式(指定のカーステーションで車を借りたら同じステーションに返却する方式)を採用する。カーシェアリング車両はアプリから予約できるので、人を介す手間がかからず、事前に予約を実施することで鉄道を降車後すぐに車に乗っての移動が可能になる。
 
会員登録にあたってはスマートフォンや免許証、クレジットカード、
および「ノッテッテDX」アプリのダウンロードが必要

 同実証にあたっては、KCSとNTTル・パルクが只見川電源流域振興協議会と二次交通体系拡充事業に係る業務委託契約を締結する。また、KCSが実証事業の効果検証と検討会議における二次交通体系拡充の検討、NTTル・パルクが。カーシェアリングシステムの運営と車両の提供など実証事業運営全般、NTT東日本・福島支店が只見川電源流域振興協議会、NTTル・パルクとの連携によるNTTグループの地域フロント企業としてのて当該事業の支援(マーケティング・分析など)を、それぞれ実施する。
 
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