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セブン-イレブンの「監修・コラボ商品」が美味しすぎる!話題の「冷凍麺」を実食レポート

グルメ

2023/03/13 19:00

 コンビニエンスストアの冷凍食品はハイクオリティながらコスパも良いことから、新商品が発売されるたびにニュースや話題に上がることが多い。中でも筆者がおすすめしたいのが、セブン-イレブンのプライベートブランド「セブンプレミアム」の人気ラーメン店との監修・コラボした冷凍麺だ。2日に一度は食べるほど麺類好きの筆者が実食したところ、驚くほどに美味しくて冷凍麺であることを忘れるほど感動した。

憧れの有名店が監修した「セブンプレミアム」の冷凍麺(筆者撮影)

実力有名店が監修した冷凍麺

 最近のコンビニでは数多くのプライベートブランド商品が充実していて、一昔前のコンビニのイメージだった「どこも同じ品揃え」ということはなく、オリジナリティに溢れている。冷凍食品の売り場面積がどんどん拡大されているのを見ると、どのコンビニもこの分野に力を注いでいることが分かる。

 中でもセブン‐イレブンで販売しているセブンプレミアムのコラボ・監修冷凍麺は、どの商品も実際の店で食べようと思ったら行列必至の豪華ラインアップ。たやすくは食べられない有名店監修の本格麺を手軽に自宅で味わえるとは、何と良い時代なのか。

 店舗に食べに行きたいけれど遠くてなかなか行けない、小さな子どもがいてラーメン屋には行きづらいと感じている人にとっても重宝する商品だろう。筆者が声を大にしておすすめしたいセブンプレミアムのコラボ・監修冷凍麺の中から厳選した三品を紹介しよう。

7プレミアムゴールド 金の濃厚つけめん 516円

パッケージも重厚感のある金×黒(筆者撮影)

 監修を手掛けた中華蕎麦とみ田は千葉県松戸市に店舗を構え、2012年、13年、18年と大つけ麺博で優勝している実力店である。

 また店主で、この商品を監修したのは、東池袋大勝軒の創業者で「つけ麺の生みの親」などと呼ばれていた山岸一雄の孫弟子である富田治氏だ。中華蕎麦とみ田は、かなり濃厚な豚骨魚介スープと自家製麺にこだわり抜いていることでも定評がある。

 この商品を手にしたときに気付くのは、金と黒の重厚感や威厳すら感じさせる豪華なパッケージと、ずっしりとした重みだ。

 それもそのはず、なんと麺は400gという大盛の量が入っている。麺の他にはスープのみで具材は入っておらずシンプルだ。そんなシンプルさも、中華蕎麦とみ田の店舗で提供しているつけ麺に似ており、期待で気持ちが昂る。
 
袋の下から水が切れる仕様(筆者撮影)

 作り方は、スープを沸騰した湯の中に入れてボイルし、麺は電子レンジで加熱した後、流水で冷やし、よく水を切って盛り付けたら完成だ。

 つけ麺において大切なのが茹でた麺をしっかりと流水で冷やすという工程だが、ここに一つの工夫があった。麺の入った袋の下部に予め穴がいくつか開いているため、ザルを準備する必要なくそのまま袋を水切りザルとして使用できることだ。

 食後の洗い物は少ないに越したことはないので、このアイディアは大変画期的だ。
 
太麺からは小麦の良い香りが漂う(筆者撮影)

 盛り付けると、麺からは小麦の優しくほのかな香り、スープからは甘く豚骨と魚介を思わせる良い香りが漂い食欲をそそる。

 一口あえてスープに浸さずに麺だけで食べてみると、噛むたびに甘さを感じモチモチしたしっかりとした弾力が印象的だった。
 
超濃厚スープに麺がしっかりと絡む(筆者撮影)

 スープに浸けて食べると太麺がしっかりと濃厚なスープと絡まり、豚骨、かつお節など魚介の幾重にも重なる風味が鼻の奥へ突き抜けていく。濃厚で甘口のスープは口の中でねっとりとまとわりつくような感覚が残り、筆者はしばらくその余韻に浸ってしまった。

 スープも麺もまさに店で出せるレベルだと感じるほどクオリティが高く、本当に美味しくて感動した。こんなに本格的なつけ麺が516円で食べられるとは、コスパまで良く最高だ。

 時間に余裕があればゆで卵や茹で野菜などをトッピングすれば、美味しさに加えて栄養バランスも良いだろう。麺も大盛でおなかも気持ちも大満足の一品をぜひ一度味わっていただきたい。

7プレミアムゴールド 金の醤油らぁ麺 494円

品の良いパッケージの金×白(筆者撮影)

 監修を手掛けたらぁ麺飯田商店は、神奈川県の湯河原に店舗を構え、メディアにもたびたび登場する有名店。知名度も高く、間違いなく現在のラーメン業界を牽引する店の一店だろう。

 Webサイトを見ると化学調味料を一切使用せず、鶏、豚、醤油だれ、塩、自家製麺と全てにおいてこだわり抜いていることも覗える。

 胸を躍らせ雅やかなパッケージを開けると、麺と2種類の液体が入っていた。なぜ2種類かというと、スープに入れるダシの「かえし」と「スープ」が別々に分かれているためだ。

 厳選醤油の風味を生かすため、また食べる直前に混ぜ合わせることで最大限美味しく食べられる工夫がされているとのことで、こだわりを感じる。
 
鍋でつくる本格派(筆者撮影)

 作り方は、かえしとスープを湯煎で解凍したらかえしは器に入れ、スープは水を入れた鍋にかけて麺を2分程度茹でひと煮立ちすれば出来上がりだ。

 具は一切入っていないため、シンプルにスープや麺の味だけを堪能できる。ネギなどの薬味や具を一切入れないのは、麺とスープをしっかりと味わってほしい思いと自信の表れなのかもしれない。
 
キラキラと光る美しいスープ(筆者撮影)

 盛り付けるとキラキラと光る透明なスープから、醤油や鶏ガラなど優しいけれどしっかり主張ある芳香が漂う。ツルッとした細麺にスープが絡みやすく、食べてみると口いっぱいに小麦と油の甘さを感じられた。あっさりに見せかけて実はこってり要素があり、上品でまろやかの中に時々キリッとしたコク深さもある。

 この様々な顔を見せる計算しつくされた味は、監修した飯田氏がらぁ麺飯田商店の看板メニューであるしょうゆらぁ麺を、こだわりの原材料や製法で表現したというだけある美味さだ。
 
家にあった野菜をトッピング(筆者撮影)

 まずは麺とスープだけを味わい、途中からほうれん草をトッピングとして加えてみたが、これまた相性抜群で美味しかった。ラーメン一杯に注がれた情熱をひしひしと感じられる渾身の一品、ぜひお試しあれ。

一風堂 トムヤムクン豚骨ヌードル 257g 386円

ピンクのパッケージはインパクト大(筆者撮影)

 監修を手掛けたのは、福岡県で創業以来日本のみならず海外にも店舗を有する一風堂だ。一風堂と言えば数々のラーメンの大会で王座を勝ち取り、フランス、タイ、ベトナムなど世界各国にも進出しているグローバルなラーメン店だ。

 まず目を惹くのは、マゼンタ色の鮮やかなパッケージデザイン。まさに一瞬でタイにタイムスリップできそうな雰囲気を醸し出しており、パッケージを見ているだけでお腹が空いてくる。

 袋の中には、具付き麺と液体スープに加えてえび辛ペーストが入っていた。作り方は、液体スープに熱湯を注ぎ、具付き麺は電子レンジで調理できるので手間いらずだ。
 
最後にえび辛ペーストをお好みで(筆者撮影)

 電子レンジで加熱している間にも、トムヤムクンのいい香りがジワジワと漂ってくる。盛り付け後は、最後にアクセントとなる隠し味の「えび辛ペースト」をお好みでかければ出来上がりだ。
 
麺との相性もバッチリ(筆者撮影)

 まずスープを一口飲んだ瞬間、えびの旨味やココナッツミルクのまろやかさ、レモングラスや香辛料の刺激が一気に口の中で広がり、爽やかに鼻の奥へ突き抜けていくのを感じた。麺は、若干フォーに似たようなツルツルとモチモチの食感でとても歯切れが良くスープに合う。
 
具付き麺が嬉しい(筆者撮影)

 海老やふくろたけもゴロッと入っているのは嬉しいポイントだ。最後に溶かすえび辛ペーストは、コクと旨味が倍増するため、辛いのが苦手という人もいるだろうが少しだけでも入れて食べていただきたい。味を変化させながらも格段に美味しさがアップするため、マストアイテムと言っても過言ではないだろう。

 筆者はあまりの美味しさに無言になり、いっきに食べ尽くしてしまった。キャッチフレーズの「最後の一滴まで味わえる」を体現した一人であるが、同じく最後の一滴まで飲み干す人は少なくないのではないだろうか。

 まるでタイ料理屋でトムヤムクンを味わっているような感覚は、これが冷凍麺であることを忘れさせるはずだ。タイ料理好きの間でも好評なトムヤムクン豚骨ヌードル。386円というコスパの良さも含め後悔させないクオリティなので、ぜひとも一度味わっていただきたい。

コンビニの冷凍麺を便利に活用しよう

 私たちが生活する中で、身近であり頼れる存在のコンビニ。単に近くて便利だからという理由だけではなく、最近はコンビニでしか手に入らない限定商品があるため目的によって「このコンビニで買う」と決めている人も多いだろう。

 今回紹介したセブン-イレブン以外にも人気店の監修やコラボした冷凍麺が発売されているので、コンビニに立ち寄った時にはぜひ冷凍コーナーもチェックしたい。

 中には人気過ぎていつ見ても売り切れ状態の冷凍麺もあるため、気になる商品を見つけたら即買いするのがおすすめだ。毎日の忙しい日々の中でコンビニの冷凍麺を便利に活用し、心ほぐれる幸せな食事時間を楽しんでいただきたい。(GEAR)
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