• ホーム
  • トレンド
  • 横浜駅西口五番街に「投票型喫煙所」を設置、ポイ捨て図鑑プロジェクト

横浜駅西口五番街に「投票型喫煙所」を設置、ポイ捨て図鑑プロジェクト

暮らし

2022/11/09 15:30

 喫煙所ブランド「THE TOBACCO」を運営するコソドは、たばこのポイ捨てをなくす社会の実現を目指す「ポイ捨て図鑑プロジェクト」の一環として、11月7日から横浜駅西口五番街に、横浜駅西口商店会連合会との協業で「投票型喫煙所」を設置した。

「投票型喫煙所」を横浜駅西口五番街に設置

 ポイ捨て図鑑プロジェクトは、ポイ捨てされた吸殻を“喫煙所に戻れず、迷子になった吸殻モンスター”といった助けるべき存在として描き、誰もが簡単にゲーム感覚で参加できるポイ捨て問題の解決を目指すプロジェクト。ポイ捨てされた吸殻を撮影し、位置情報とあわせて投稿を行うことで、街のポイ捨て状況を可視化。10月末時点で約6000体の投稿が集まっており、ポイ捨てが多いエリアには喫煙所設置などを検討していく。東京都豊島区から後援を受けてのイベント開催や、大阪市後援による図鑑MAP展開など、多数の自治体からコラボレーションの提案がきている。

 投票型喫煙所は、「人生に大事なのは金か、愛か」など、誰しもが悩む究極の2択の「投票型灰皿」を設置した喫煙所。楽しみながらたばこのポイ捨てを減らすことを目的とし、行動経済学(ナッジ)に基づいた喫煙者が能動的に吸い殻を捨てたくなる仕組みにしている。ポイ捨て図鑑サイト内で最もポイ捨てが多かった「渋谷センター街 宇田川クランクストリート」に土日限定で投票型喫煙所を設置したところ、設置前後で宇田川クランクストリートのポイ捨て数は90%減少し、街の美化に大きくつながった。
 
誰しもが悩む究極の2択の「投票型灰皿」

 今回、横浜駅周辺のたばこのポイ捨て問題を解決したいという思いから、横浜駅西口商店会連合会と協業で横浜駅西口五番街に投票型喫煙所を設置することが決定した。

 横浜駅西口商店会連合会では、「西口五番街エリアは横浜駅付近ではとくに『たばこのポイ捨て』が多く、過去にボヤ騒ぎが起きたり、そもそも街美化の観点からも解決したい地域課題だった。連合会としてポスター掲示など具体策を実行したり、行政との連携を図り、公衆喫煙所不足を解消すべくアクションを起こしたものの、実現/解決には至らず。そんななか、コソドの渋谷での投票型喫煙所事例を知り、これならば『捨てる』気持ちから『投票する』、『捨てない』という気持ちに変わってもらえるかもしれないと考え、今回の協業に至った。横浜駅の入口ともいえる西口の美化を連合会として実現したい」とコメントしている。

 横浜市資源循環局街の美化推進課では、「横浜市でもポイ捨て防止に向けた様々な取り組みを行っています。吸い殻を投票する『投票型喫煙所』という新しい取り組みに、多くの人が参加することで、吸い殻の散乱が減り、街がきれいになることをうれしく思う」とコメントしている。