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4キャリア5Gサービスエリアをチェック!(3) auは駅・商業地を優先、広さより実用性で

 5G対応スマートフォンやモバイルWi-Fiルーターなどで利用できる次世代通信規格「5G」は、28GHz帯を使用する「ミリ波」、4.5GHz・3.7GHz帯を使用する「Sub6(sub6)」、総務省の省令改正によって可能になった4G LTEの周波数を5Gに転用した周波数帯(転用5G)の三つに分かれる。楽天本社周辺は既に5Gエリアの楽天モバイル、2022年春に大幅エリア拡大予定のNTTドコモに続き、今回はKDDIau)を取り上げる。
 

■4キャリア5Gサービスエリアをチェック! 第1回・楽天モバイル編はこちら
https://www.bcnretail.com/market/detail/20211021_249789.html
第2回・ドコモ編はこちら
https://www.bcnretail.com/market/detail/20211022_249848.html

独自の「鉄道路線5G化」を宣言 商業エリアの5Gエリア化を進めるau

 auの5Gエリアマップによると、21年9月末時点で、首都圏の東京23区内には数多くの5G sub6・5G ミリ波エリアが点在している。大阪市、名古屋市周辺も同様で、エリアマップを一定以上に拡大表示すると「ミリ波エリア」が多数確認できる。ただし、5G対応iPhone(iPhone 12/13シリーズ)はミリ波非対応なので、アイコン表示の「ミリ波」を非表示とし、濃い赤(5G sub6)、薄いオレンジ(5G NR化=転用5G)、薄い黄色(4G LTE)を中心にチェックしよう。
 
2021年9月時点のauサービスエリアマップ(「5G sub6」は濃い赤、「5G NR化」は薄いオレンジ)

 今後の拡充予定エリアが分かる「22年春以降の予定」のタブに切り替えると、薄いオレンジの「5G NR化」のエリアが一気に広がる。同時に5G sub6エリアも拡大し、小田急・JR藤沢駅北口周辺など、一部の繁華街も高速・大容量の5Gエリアになるようだ。なお、あくまでエリアマップは目安であり、その地点で確実にミリ波・sub6で通信できるわけではない。特に「今後の予定」は、計画段階の目安として考えたほうが無難だろう。
 
「2022年春以降予定」のエリアマップ。首都圏の大半は5Gエリアとなる見込みだ

 KDDIは2021年6月に「鉄道路線5G化」を宣言。9月13日時点で、山手線と大阪環状線の駅間は全て5Gを利用可能になり、21年度末までにJR・私鉄を含む関東21路線、関西5路線の主要区間のホーム、駅間・駅構内での5Gエリア化を目指す。さらに乗降者数上位の駅を中心とした全国の商業地域でも5Gサービスを利用可能という。
 
2021年9月時点の東京都千代田区付近のエリアマップ拡大図(「5G ミリ波」表示あり)

 auのサービスエリアマップの今後の拡大予定を見ると、他社より5Gのエリア拡大が遅い印象は否めないが、戦略的に駅・繁華街を優先してエリア化を進めているので、ユーザーレベルの口コミでは評価が高くなりそうだ。また今後、iPhoneシリーズがミリ波に対応すれば、「Galaxy Z Fold3 5G」などのAndroidスマートフォン向けに進めているミリ波のエリア展開が強みになるだろう。
 
povoはエリアマップなし。代わりにauサービスエリア人口カバー率99.9%をPRする


 なお、povoはエリアマップを公開していないので、5G対応機種を利用するpovoユーザーは、auのサービスエリアマップを参考にしよう。UQ mobileは、自社サイト内で5Gサービスエリアマップも公開している。

※最終段落を初出時から修正いたしました。お詫びして訂正いたします。

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