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車内熱中症に注意! 子どもやペットを残したままキー閉じこみ、20年8月は98件

時事ネタ

2021/08/10 18:00

 JAF(日本自動車連盟)が8月4日に、昨年8月の1か月間に出動した、「子どもやペットを車内に残したままのキー閉じこみ」の件数を公表した。

気温35度の窓を閉め切った車内は、15分で危険なレベルの暑さに

 2020年8月1日~31日の1か月間で、JAFが出動した「キー閉じこみ」救援のうち、子どもやペットが車内に残されたままだったケースは、全国で98件(子ども:75件、ペット:23件)となっている。うち、緊急性が高いと判断し、通常の開錠作業ではなくドアガラスを割るなどの対処を行ったケースは2件だった。

 JAFが実施した車内温度の検証テストによれば、気温35度の炎天下に駐車した車内の暑さ指数は、窓を閉め切った状態で、エンジン停止から15分で人体にとって危険なレベルに達する。車を日陰に駐車していた場合でも、車内温度の差は約7度ほどで、駐車場所に関わらず外気温が高温である場合は注意が必要といえる。

 とりわけ、乳幼児は体温調節機能が未発達なことから注意が必要で、「少しの時間だから」「寝ているから」といった理由で車内に子どもを残したまま車を離れてしまうと、「キー閉じこみ」にはならなくても、子どもが熱中症になってしまう可能性が高い。

 今回の、「子どもやペットを車内に残したままのキー閉じこみ」の件数公表は、車内熱中症事故の予防を目的に行われたもので、JAFは子どもやペット、高齢者を車内に残したまま車を離れないよう、強く注意を呼びかけている。