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シュッピン創業者の鈴木慶会長が退任、ソフマップの創業者

 新品から中古までデジタルカメラやミラーレスカメラなどの通販・買取をする「Map Camera」などを運営するシュッピンは6月14日、創業者の鈴木慶氏が取締役会長を退任する人事を発表した。鈴木氏はソフマップの創業者でもある。

退任するシュッピンの鈴木慶取締役会長
(2016.3.31/東京・新宿区のシュッピン本社にて、
撮影/長谷川博一)

 退任予定日は6月22日。鈴木氏は、インターネットを利用して「価値ある新品と中古品」を安心、安全に取引できるマーケットを創造することを目的に2005年にシュッピンを設立。12年12月にマザーズに上場、15年12月に東証第一部に市場変更をした。

 16年3月に現在の小野尚彦代表取締役社長をCEOとし、自身は代表取締役会長として新社長をサポート。新体制から5年が経過したことと、コロナ禍でもECの強化をさらに進め、21年3月期業績も期初計画を大きく上回ったことから次の世代に引き継ぐために取締役を退任することにしたという。

 なお、シュッピンは取締役退任に合わせて鈴木氏から保有する株式の一部売却の申し出があり、自己株式を取得する決議をした。(BCN・細田 立圭志)

■プロフィール
鈴木 慶(すずき けい)
1959年11月、東京都府中市生まれ。埼玉県で育つ。埼玉県立菖蒲高等学校卒業。旅行会社に勤務の後、貸レコード店経営などを経て、82年、ソフマップを設立。2000年、ソフマップの社長を退任しドリームテクノロジーズ社長に専任。03年、同社社長退任。05年、シュッピンを設立し代表取締役社長に就任。16年、同社代表取締役会長に就任。21年6月に取締役会長を退任。