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キャッシュレス決済で地域応援、今年は各地で実施? 東京都は予算125億円計上

オピニオン

2021/03/03 19:00

 人口約25万の神奈川県平塚市は、プレミアムポイント事業「ひらつか☆スターライトポイント(スターライトポイント)」を2021年10月5日~21年2月28日に実施した。終了を受けて、同事業の情報ページを更新。2021年度も、ひらつかスターライトポイントを発行する予定と告知した。事業内容の決定後、随時更新する。

ひらつか☆スターライトポイントののぼり(記者撮影)

 スターライトポイントは、キャッシュレス決済の推進と地域経済の活性化を目指し、紙の地域応援プレミアム付商品券に相当する、スマートフォン(スマホ)とQRコードを活用した地域限定ポイント。フェリカポケットマーケティングの「よむすび」の地域マネー機能を活用した「ひらつか☆スターライトポイントアプリ」をインストールすると、1ポイント1円として現金からのチャージや支払いが可能になる。

 このスターライトポイントは、地域の中小規模の小売店舗のほか、市内の大型商業施設「三井ショッピングパークららぽーと湘南平塚」「OSC湘南シティ」、駅ビル「ラスカ平塚」の一部の店舗でも利用でき、ヤマダデンキ、ノジマなどの一部の家電量販店・キャリアショップ、美容院、薬局、飲食店、レストラン、コンビニエンスストアなど、多彩なカテゴリの店舗で利用できた。実際に使ってみて、ほかのスマホ決済サービスよりも読み取りがスピーディで、かなり使いやすかった。
 
ひらつか☆スターライトポイントアプリのスタート画面(ログイン前)と決済画面

 発行総額は当初発行8億6667万円(プレミアム分2億円を含む)、追加発行6億5000万円(プレミアム分1億5000万円を含む)の計15億1667万円(プレミアム分3億5000万円を含む)。2月28日に終了した第1弾はプレミアム率30%で、市民限定販売分とは別に、一般販売日に先着順で誰でも1人3万円まで購入可能だった。第2弾は、プレミア率を20%に下げる予定と報じられている。

 第1弾では、一般販売初日の10月19日の予算額が即日完売したことを受け、追加販売を決定。追加分の2日目、最終販売日の21年11月13日は15時の販売(チャージ)スタートから約1時間の16時33分に完売となった。この人気ぶりを参考にしたのか、東京都が2月18日に公表した「令和3年(2021年)度補正予算(案)」の新規事業の一つ、「東京都生活応援事業 125億円~コロナに負けない!~」は、「原則デジタル(キャッシュレス)」と明記されている。
 
 
「東京都生活応援事業 125億円~コロナに負けない!~」は125億円を計上

 東京都生活応援事業の予算(案)は125億円。プレミアム率上限は30%で、キャッシュレス決済によるポイント還元などの取り組みを行う区市町村を東京都が支援する。キャッシュレス決済の普及と新型コロナウイルス感染症への対策として、従来の紙の地域商品券から、現金に触れる必要のない、キャッシュレス決済限定に切り替えるケースは今後各地で増えそうだ。
 
習志野市は、誰でも使えるd払いで最大50%還元キャンペーンを実施中(3月31日まで)

 NTTドコモと連携し、千葉県習志野市が主催する「衝撃の50%還元!!使って安心♪習志野市でキャッシュレス生活キャンペーン」のように、d払いやPayPayなどの全国共通の知名度のあるスマホ決済サービスを利用するのか、平塚市の「ひらつか☆スターライトポイント」、東京都世田谷区の「せたがやPay」のような地域限定アプリ(ポイント)になるのか、方式は自治体によって変わると思われるが、お得に地域の店で買うために、こまめに自治体からの情報をチェックしよう。(BCN・嵯峨野 芙美)

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