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売れる動画キャプチャ製品、ゲーム実況やテレワークの素材取り込みで

 従来のPCの用途では、外部機器から動画を取り込むというのは、あまり一般的とはいえなかった。ところが、コロナ禍の影響で巣ごもり需要が高まり、いわゆるゲーム実況向けにゲーム機から動画を取り込むというニーズが高まった。このところ一般的になってきた、PCを使った遠隔の会議や授業に使う素材としても、動画取り込みの需要が高まっている。こうした、動画キャプチャを行う製品は、昨年売り上げが大きく伸びたカテゴリの一つだ。


 12月現在、動画キャプチャ製品で、最も売れているのがアイ・オー・データ機器(I・Oデータ)の「USB接続ビデオキャプチャー GV-USB2」。販売台数シェアは8.9%だ。ビデオデッキから動画を取り込んだりする際に活躍する。映像は、RCAピンのコンポジットビデオ入力とミニDINのSビデオ入力を備え、音声を左右のRCAピンで入力、USB2.0で出力しPCに取り込む。税別平均単価も3000円台と価格が手頃なのも人気の要因だ。

 シェア8.7%と僅差で2番手につけているのが、Corsairの「Elgato Game Capture HD60 S 1GC109901004」。いわゆるソフトウェアエンコードタイプのキャプチャボードで、ゲーム機などのHDMI出力から1080p60fps画質でPCにキャプチャし、USB3.0でPCに接続する。ゲーム実況などにも利用できる。3位となったAVerMediaの「Live Gamer EXTREME 2 GC550 PLUS」も同様の製品。USB3.1や4K/60fpsパススルー機能に対応しているのが特徴だ。

 4位のI・Oデータ「HDMI/アナログキャプチャー GV-HDREC」は、ユニークな製品。PCなしで、HDMI出力の映像をMPEG-4 AVC/H.264、音声をAACで直接SDカードに書き出すことができる。ヘッドセットの接続にも対応し、ゲーム実況などの際、自分の声も一緒に記録することが可能。PS2やWiiのようにアナログ出力のゲーム機にも対応する。
 

 12月時点での販売台数メーカーシェアは、製品別でも1位のI・Oデータが35.8%とトップシェア。2位のピクセラが20.8%、3位のAVerMediaが14.7%だ。市場全体の販売台数前年比では、昨年2月以降2ケタ成長が続いており、5月にピークの232.4%と前年の倍以上販売台数を記録。12月も138.9%と4割増と高水準の売り上げを維持しており、当面、この好調は維持できそうだ。(BCN・道越一郎)

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