• ホーム
  • トレンド
  • 女性の5人に1人が「夫婦同姓に憧れない」、20~30代独身男女を調査

女性の5人に1人が「夫婦同姓に憧れない」、20~30代独身男女を調査

データ

2020/12/09 07:30

 タメニーは、婚活支援サービス「パートナーエージェント」が20~39歳の未婚男女を対象に実施した、「選択的夫婦別姓制度」に関するアンケート調査の結果を12月7日に発表した。

5割超の人が「選択的夫婦別姓」制度に賛成

 調査は、20~39歳の未婚男女2400人に対して11月19~20日の期間に行われた調査と、「結婚したい」と回答した20~39歳の男女600人に対して11月20~21日の期間に行われた調査がまとめられている。

 20~39歳の未婚男女2400人に対して、「選択的夫婦別姓」制度への賛否を尋ねたところ、「賛成」(31.2%)と「どちらかと言えば賛成」(23.4%)を合わせた賛成派は54.6%に達した。
 
男女別では、「賛成」は女性の方が、「反対」は男性の方が多い

 男女別の賛否をみると、「賛成」が男性で49.0%、女性で60.3%と女性の方が高く、「反対」が男性で17.0%、女性で9.1%と男性の方が高い。
 
30代よりも20代の方が「選択的夫婦別姓」制度に賛成の人が多い

 年齢別では、20~29歳が58.4%、30~39歳で50.9%が「賛成」と答えており、20代の方が「賛成」の割合が高かった。
 
「夫婦別姓」希望は男女とも2割

 調査対象者のうち、「結婚したい」と回答した2150人に対して、「選択的夫婦別姓」制度が導入されたら、別姓を選択したいかを尋ねた質問では、男性の34.5%、女性の42.6%が「夫婦同姓にしたい」と答えており、男性の20.0%、女性の21.2%が「夫婦別姓」を希望している。
 
結婚して夫婦で同じ名字になることへの憧れは女性の方が強いものの、
男女とも5人に1人は「憧れない」

 結婚して夫婦で同じ名字になることに、憧れはあるかを尋ねたところ、男性の37.9%、女性の49.1%が「憧れがある」と回答した。一方で、男女とも5人に1人が「憧れない」と答えている。
 
「名字を変えたくない」と結婚を断られた場合、男性の2割が「結婚は諦める」と回答

 「名字を変えたくない」という理由で結婚を断られた場合にどうするかを尋ねた質問では、男性の21.2%、女性の13.5%が「結婚は諦める」と回答しており、男性の31.2%、女性の50.2%は「自分が名字を変える」と答えた。
 
結婚を希望する男女が考える、名字を変えるデメリット1位は「資格や運転免許証、パスポート、
銀行口座、クレジットカード、保険など名義変更の手間と費用がかかる」

 「結婚したい」と回答した20~39歳の男女600人に、名字を変えるデメリットを尋ねたところ(複数回答)、「資格や運転免許証、パスポート、銀行口座、クレジットカード、保険など名義変更の手間と費用がかかる」(58.0%)という回答が最も多く、「特にない」(28.3%)、「仕事の上でクライアントや関係各所に名字の変更を申し出るのが大変」(25.2%)、「結婚した、離婚した、または独身でいるといったプライベートな情報を簡単に他人に知られてしまう」(24.5%)が続いている。
 
夫婦別姓のデメリット、4割近くの人が「特にない」

 夫婦別姓にした場合に生じるデメリットを尋ねた質問では、「特にない」(37.0%)が最多で、以下「両親の名前が違うと子どもを混乱させてしまう」(35.7%)、「家族なのに別々の名前だと生活する上でややこしい」(33.2%)が続いた。