アメックスのタッチ決済、コロナ禍で約10倍に伸長

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でキャッシュレス決済の普及に拍車がかかっている。アメリカン・エクスプレス(以下、アメックス)が2020年10月16~19日に実施した調査によると、現金決済とキャッシュレス決済がコロナ以後に逆転。利便性だけでなく衛生面でもメリットを感じている人が多いことが分かった。

新型コロナ感染拡大前と後の1日の支払回数の変化

 キャッシュレスの支払方法で特に伸びているのがスマートフォン決済で、QRコード/バーコード式・タッチ式ともに50%近い回答者が利用は増えたと回答。また、デビットカードで約30%、クレジットカードで約25%が、利用頻度が上がったという結果が出た。
 
新型コロナ後の支払方法の変化

 その中で店舗関係者からの引き合いを高めているのが、クレジットカードのタッチ決済だ。調査に参加した店舗関係者のうち、65.8%が「導入したい」と回答。理由として74.2%が「決済にかかる時間を短縮できる」、60.2%が「お客様との接触機会が少ないので感染リスクを抑えられる」を挙げた。
 
店舗関係者のクレジットカードのタッチ決済導入意向とその理由

 ここ数年でクレジット会社のタッチ決済対応も進んでおり、アメックスも自社発行カードは一部を除いて対応できるようにしている。日本国内で広く使われている「TypeF(FeliCa)」ではなく、国内外で利用できる「NFC TypeA/B」を採用しているのが特徴だ。

 自社調査によるとタッチ決済ユーザーの数は、2019年1月に比べ2020年9月では約10倍まで伸長。特に新型コロナ感染拡大の影響で新しい生活様式などのキーワードが叫ばれるようになった6月以降で急速なユーザー増加がみられた。
 
アメリカン・エキスプレスのタッチ決済ユーザー数

 11月3日にはさらなるユーザー拡大のために「アメックスでタッチ20%キャッシュバックキャンペーン」を開始。これは日本国内のセブン-イレブンとロイヤルグループで対象アメックスカードによるタッチ決済をすると、支払金額の20%をキャッシュバックするというものだ。事前登録制で先着人数は50万人、キャッシュバック上限は3000円。期間は12月31日まで。