楽天モバイルは、楽天会員が「Rakuten UN-LIMIT V」の申込と楽天モバイル経由で同日に端末を購入すると、後日、楽天ポイントを最大2万6300ポイントプレゼントする「Rakuten UN-LIMITお申し込みキャンペーン 最大26,300円相当分をポイント還元」キャンペーンを実施している。キャンペーン終了日は11月4日。

リニューアルした「Rakuten UN-LIMIT V」

 Rakuten UN-LIMIT Vは、次世代規格の5Gも現行規格の4G(楽天回線・パートナー回線)も同一料金で利用可能だが、実質的には4Gがメインだ。そもそも現時点では、4Gの自社回線エリアも限られている。とはいえ、パートナー回線(au回線)が幅広いエリアをカバーしているため、首都圏ではほぼ問題なく使えるだろう。
 
2020年10月14日更新:現在の楽天モバイルのサービスエリア(首都圏)

 10月5日更新分から、その前の更新で追加した「今後のエリア拡大予定」を拡充。ラジオボタンにチェックを入れると「2020年10月末/12月末/21年春以降」のそれぞれの時点での楽天回線エリア・楽天回線拡大予定エリア・パートナー回線エリア(au回線エリア)が分かるようになった。

 直近の20年10月末を飛ばし、20年12月末時点の楽天回線拡大予定エリアを見ると、神奈川県の県央・湘南地域、横浜市南部(磯子区・港南区)の一部が拡大予定エリアとなっている。具体的には、藤沢市長後駅周辺・鵠沼海岸、秦野市、厚木市など。埼玉県も入間市、狭山市、川越市まで拡大予定。

 現時点で既に、埼玉県さいたま市、川口市、戸田市、神奈川県横浜市・川崎市の東京寄りは自社回線エリアなので、ようやく首都圏の郊外エリアに広がると捉えると正確だ。
 
2020年10月14日更新:2020年12月末時点の楽天モバイルのサービスエリア(首都圏)

 20年12月末のマップと21年春以降のサービスエリアマップをビジュアルで比較すると、明らかに濃いピンクの「楽天回線エリア」、紫色の「楽天回線拡大予定エリア」とも広がっている。東京都立川市、八王子市内の駅周辺もだいぶカバーし、21年春以降でも「予定なし」は、JR・私鉄が乗り入れる町田駅・橋本駅周辺、JR横須賀線の東戸塚駅周辺などわずか。「現時点での予定」なので、実際にはエリア内に入る可能性もある。もちろん逆のパターンもあり、地下フロアなど、エリア内でも自社回線にはつながらない状況もあり得る。
 
21年春以降の楽天回線対応予定エリア(首都圏)

 楽天モバイルの料金プラン、Rakuten UN-LIMITは申込み先着300万人まで、1人1回線1度に限り、通常月額2980円のプラン料金が1年無料。現在、おおむね1カ月間のデータ使用量が5GB未満で、通信料金だけで毎月4000円以上支払っているなら、楽天モバイル公式スマートフォンとのセット購入を前提に、サービスエリアの拡大状況に気にせず申し込んでも損はないだろう。
 
21年春以降なら首都圏の郊外エリアでもおおむね拡大予定エリアになる
(上段:埼玉県入間市・所沢市~東京都小平市・西東京市あたりの拡大図、神奈川県川崎市麻生区・
横浜市青葉区、神奈川県大和市~東京都町田市、稲城市あたりの拡大図)

サービスエリア拡大予定から考える、都市部に住むメリット

 エリアによる状況の違いは、楽天モバイルの4G/5G、NTTドコモやau、ソフトバンクが3月に開始した5Gなど、通信サービスに限ったことではない。フードデリバリーサービス「Uber Eats」の配達可能エリアは、まだ都市部を中心とした一部エリアにとどまっている。

 また、10月1日から始まった「Go To Eatキャンペーン」の一つとして、対象の飲食予約サイト経由で予約すると昼食時間帯で500円相当、15時以降の夕食時間帯で1000円相当がポイント還元される「オンライン飲食予約」は、登録した飲食店のみ実施のため、もともと飲食店が少なく、飲食予約サイトと提携する店舗はさらに少ないエリアでは利用し難いのが実情だ。

 「楽天モバイルはサービスエリアが狭くて使えない(無制限にはならない)」という指摘は正しいが、話題の新サービスはたいてい都市部から始まり、都市部限定のまま全国展開に至らないサービスも少なくない。楽天モバイルに関しては、人口カバー率の目標達成に向け、順次拡大するはずなので、対応時期の目安が分かるようになったサービスエリアマップの公開は、親しみやすいキャリアとして一歩前進だ。(BCN・嵯峨野 芙美)