• ホーム
  • トレンド
  • パナソニックが防災対策セミナー、「備え」の意識を持つ大切さを訴える

パナソニックが防災対策セミナー、「備え」の意識を持つ大切さを訴える

時事ネタ

2020/09/11 17:30

 パナソニックは、2016年から日々の防災意識を啓蒙するプロジェクト「毎日が、備える日。」を推進している。プロジェクト公式サイトでは、過去の大規模災害発生日が分かる4月始まりのカレンダー「365日 災害カレンダー」を公開しており、誰でもダウンロードできる。

「毎日が、備える日。」公式サイト

 8月20日には、プロジェクトの一環として、9月1日の「防災の日」や、来年3月11日の東日本大震災から10年の節目を前に啓蒙を図る防災に関するウェブセミナーを開催。静岡大学の防災総合センター特任教授の岩田孝仁氏をスペシャルゲストとして招き、日常生活の中で防災への備えの意識を取り入れる大切さを訴えた。
 
静岡大学 防災総合センター特任教授の岩田孝仁氏

 365日 災害カレンダーは岩田氏の監修のもと、パナソニックが共同制作したもの。セミナーでは、このカレンダーをもとに日本における人々の防災意識の現状や、今後取り入れていくべき防災アクションに関する講演を行った。岩田氏監修の「10の防災アクション」の内容は、「家族全員の連絡先や連絡方法を把握しよう」「備蓄品・非常時持ち出し品の準備をしよう」など。防災に役立つ製品「創蓄連携システムSプラス」「エコキュート」についても紹介した。
 
防災に役立つパナソニック製品

 戸建住宅は、給湯システムを自由に選ぶことができ、深夜電力などを使用して沸かしたお湯をタンクに保温してためるエコキュート(家庭用自然冷媒ヒートポンプ給湯機)なら、停電・断水時でも非常用水栓でポリタンク約18個分の生活用水を取り出すことができるので、災害発生への備えとなる。
 
業界初、災害警報・注意報発令中、自動で全量を沸き上げる「エマージェンシー沸き上げ」の仕組み

 創蓄連携システムは、太陽光発電システムと蓄電池をセットで使うことで、昼間に創った電気を、夜間に蓄えた電気を使うことができるため、万が一、大規模地震で停電が長引いても最低限の電力を確保できるメリットがある。太陽光発電システムでは、発電している日中しか使えないので、蓄電池をプラスすると、大規模災害への備えとなる。

 なお、パナソニックは、エコキュートの新製品5シリーズを10月10日に発売する。共通の特徴として、壁付けの台所リモコンに無線LANを標準搭載し、専用スマートフォンアプリと連携して大雨、暴風といった災害情報・注意報が発令されると、タンク内が常にお湯で満水になるよう、自動でお湯の沸き上げを続ける業界初の「エマージェンシー沸き上げ」や、翌日の天気予報をもとに日中、太陽光発電の電力を活かして沸き上げを行う「おひさまソーラーチャージ」を搭載。省エネ機能や自社のHEMS連携などを強化し、他社との差異化を図っている。