コロナ禍における新しい生活様式の中では、暑い日は熱中症対策でエアコンを使いながら、窓を開けて、部屋の換気をしなければならない。ただ、窓を開けて換気をすると屋外の温かい空気が入り込み、その分エアコンに負荷がかかるので、電気代が気になるという人もいるはず。そこでダイキン工業は、夏場のエアコンによる電気代を抑える使用方法について、調査を実施。小まめにオン・オフするよりも、“つけっぱなし”の方が安いという結果になった。

ダイキンが夏場に換気する際のエアコンの効率的な運用方法について調査した

 ダイキンが実施した調査は二つ。「真夏の日中(気温30℃以上)、窓開け換気をする/しないで、エアコンの消費電力はどのくらい違うのか」と「真夏の日中、窓開け換気をする場合、エアコン“つけっぱなし”の方が消費電力は少なくて済むのか」だ。

 前者の調査では、真夏の日中(7~19時)の時間帯にエアコンをつけたままの状態で、30分に1回、5分間の窓開け換気をした場合と窓開け換気をしない場合の消費電力量を調査。その結果、窓開け換気をすると、しない場合に比べてエアコンの消費電力量が多くなり、電気代が1日で約40.5円上がった。新しい生活様式に沿って新型コロナ対策をするなら、必要な経費といえる。
 
エアコンはつけっぱなしで、窓開け換気をした場合と、窓開け換気をしない場合の比較

 では、さらに出費を抑えて換気するにはどのようにすればいいのか。次に後者では、真夏の日中に30分に1回の間隔で5分間の窓開け換気を実施。エアコンの電源を小まめに、換気時に電源オフ、換気後に電源オンした場合と、エアコンの電源を入れたまま換気した場合の消費電力を比べた。結果としては、つけっぱなしの方が小まめに電源をオン・オフするよりも消費電力が少なく、1日で約45.7円安かった。
 
換気時だけエアコンの電源をオフにした場合と、
換気時にエアコンをつけっぱなしにした場合の比較

 ダイキン工業は、「エアコンは電源を入れた直後に電力を多く消費するため、窓開け換気をするたびに小まめに電源のオン・オフを繰り返すことで、その分、消費電力が上昇する」と説明する。また、「つけっぱなしにした方が窓開け換気中も室温の上昇が抑えられるため、省エネ性と快適性の両面から“つけっぱなし”が正解といえそうだ」という。エアコンに換気機能が搭載されていなければ、つけっぱなしで換気したい。