MMD研究所は、オークネットが運営するオークネット総合研究所と共同で実施した「2020年日本とアメリカにおけるスマートフォン中古端末市場調査」の結果を5月21日に発表した。

スマートフォン利用率は日本が87.4%、米国が94.9%

 2020年日本とアメリカにおけるスマートフォン中古端末市場調査は、日本在住の15~69歳の男女1013人、アメリカ在住の15~69歳の男女1119人を対象に、3月19日~20日の期間に行われている。

 調査対象者に、現在メインで利用している携帯電話端末を尋ねたところ、日本のスマートフォン(スマホ)利用率は87.4%、アメリカのスマホ利用率は94.9%だった。
 
中古のスマートフォン/携帯電話端末を購入した人は日本が6.1%、アメリカが10.4%

 調査対象者のうち、スマートフォン・携帯電話を所有している男女(日本:980人、アメリカ:1092人)に、現在利用している端末の購入・入手方法を尋ねた質問では、「新品の端末を購入した」が日本で91.0%、アメリカで79.9%で、中古端末(修理・整備された中古端末を含む)を購入した人が日本で6.1%、アメリカで10.4%を占めている。
 
日本で中古のスマートフォン/携帯電話端末を購入する人の割合は増加傾向

 日本における中古端末の割合は、2016年4月に行った調査の結果(1.8%)と比較して、4.3ポイントアップした。
 
日本では以前に使っていた端末を「自宅保管」が圧倒的に多い

 スマートフォン・携帯電話を所有する日本の男女に、以前利用していた端末の処分方法を尋ねたところ、「自宅保管」(60.0%)が最多で、「キャリア下取り」(20.7%)、「中古買取店へ売却」(5.6%)が続く。また、19年3月に実施した調査結果との比較では、「キャリア下取り」が1.6ポイント増、「廃棄業者で処分した」が1.0ポイント増だった。
 
アメリカでも以前に使っていた端末は「自宅保管」が最多だが「キャリア下取り」や「家族・友人に譲った」も多い

 一方、アメリカ在住の男女に同様の質問をしたところ、こちらも「自宅保管」(47.7%)が最も多かったものの、「キャリア下取り」は19.0%、「家族・友人に譲った」は11.6%と、どちらも日本よりも多い。
 
端末の売却理由、日本では「処分が簡単だから」、アメリカでは「きちんとデータが消去されて安心だと思ったから」が最多に

 以前使っていた携帯電話・スマホ端末を売却したと回答した日米の男女に、その理由を「処分した際に得られる金額が高いから」「処分が簡単だから」「きちんとデータが消去されて安心だと思ったから」の三つの理由が当てはまるかを5段階で尋ねた質問では、「処分した際に得られる金額が高いから」が日本で58.7%、アメリカで41.3%で、「処分が簡単だから」が日本で75.5%、アメリカで71.7%、「きちんとデータが消去されて安心だと思ったから」が日本で63.6%、アメリカで77.2%だった。
 
日本はアメリカと比較して「中古端末に期待することはない」との回答が非常に多い

 携帯電話・スマホの中古端末に期待することについては、日本で「しっかり動作確認されている」(30.4%)が最多、「きれいにクリーニングされている」(24.9%)、「バッテリーの消耗具合がわかる」(21.6%)がそれに続く。一方、アメリカでは「購入後すぐ使える」(40.4%)が最も多く、「きれいにクリーニングされている」(36.5%)、「修理・修繕されている」(29.2%)という結果だった。

 「中古端末に期待することはない」という回答は、日本で25.9%、アメリカで6.3%と、日米での中古端末への期待度に大きな差があることが分かる。
 
日本における中古端末のおもな購入理由は「新品より価格が安いから」

 中古端末を購入したと回答した日本在住の男女に、その理由を尋ねたところ、「新品より価格が安いから」(33.3%)、「SIMフリー端末が欲しかったから」(13.3%)が上位を占めており、2019年3月の調査と比較すると「SIMフリー端末が欲しかったから」が8.2ポイント増加している。
 
アメリカでは「格安SIMでキャリアの最新端末を使いたいから」が中古端末の購入理由上位に

 アメリカ在住の男女に、中古端末の購入理由を尋ねた質問では、「新品より価格が安いから」(27.2%)、「SIMフリー端末が欲しかったから」(14.0%)に次いで「格安SIMでキャリアの最新端末を使いたいから」(11.4%)が3位に入っており、日米で中古端末を購入する理由が異なることが明らかになった。