【家電コンサルのお得な話・10】 GW最終日。行楽シーズン真っただ中でも、今年は新型コロナウイルスの影響で外出できずにストレスが溜まっている人も多いだろう。事態の収束に向けて長期化が避けられない状況にあるが、ここでは今年春からテレビや新聞などでよく取り上げられている「おうち(自宅)キャンプ」を紹介したい。筆者がお薦めする理由は、地震や台風など災害時の備えにもなる点だ。

外出できずに溜まるストレスは「おうちキャンプ」で解消したい(画像はPexelsによるPixabayから)

 家電量販店でもコーナーが充実しているアウトドアグッズだが、外出自粛の環境下でキャンプ場は予約でいっぱいというケースが多い。また屋外で3密が避けられるとはいえ、トイレや炊事設備は共同のため感染の危険性がないとはいえない。

 そこで家で模擬キャンプというわけだ。家族だけで楽しめるし、ライトなものではカセットコンロを使った焼肉やたこ焼きから、中級や上級ではベランダでバーベキュー(電気式)、家の中にテントを張るといったものまで、それぞれの家庭に応じたレベルで実施できるメリットもある。
 

 筆者のお薦めは、外出自粛で浮いたGWの予算を利用して、寝袋やカセットコンロ、電気式ランタンなどを購入して、丸一日、公共の電気・ガス・水道を使わない生活に挑戦してみることだ。これは実際に筆者が今年3月に「勤務している市と知事宛」に意見したもので、「多重災害への準備」としての模擬体験にもつながるからだ。

 長期戦も予想される感染症だが、この状態で地震やこれからシーズンに入る台風などの自然災害が起こると避難所の利用もままならないだろう。誤解のないように記載しておくが、筆者の本意は決して不安を煽るのではなく、少しでも可能性がある最悪の事態を避けるため、普段からの備えを再チェックしておきたいというところにある。

 自宅で「おうちキャンプ」を実践しながら、徐々にレベルを上げていき、電気・ガス・水道を使わない生活を経験することで「災害の備えで不足するもの」も明らかになってくるだろう。

 例えば、台風でよく品切れになる商品として、乾電池・懐中電灯・ガスボンベなどが挙げられる。これらの商品の備えや使用期限を各家庭がこまめに確認し、普段から備蓄しておけば、いざというときに店頭での品切れにも対応できる。

 特に小さな子どものいる家庭では「夜をランタンの灯りで過ごす生活」はワクワク感もあり、子どもの記憶にも良い思い出として残るだろう。万一の災害でライフラインがしばらく途絶えたときの恐怖も緩和してくれるはずだ。

 これら乾電池をはじめ、カセットコンロ本体(ボンベはリアル店のみ)や電気式ランタン、寝袋、テントまで家電量販店のWebサイトで購入できるため、GWの最終日に家族揃って商品選びから始めてみてはいかがだろうか。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)


■Profile
堀田泰希
1962年生まれ。大手家電量販企業に幹部職として勤務。2007年11月、堀田経営コンサルティング事務所を個人創業。大手家電メーカー、専門メーカー、家電量販企業で実施している社内研修はその実戦的内容から評価が高い。