VAIOは4月9日、産業や社会インフラ向けのドローン事業に本格参入すると発表。事業を担う子会社VFRを設立して同日から営業を開始した。2025年に日本の産業用ドローン市場が6400億円を超える規模に成長すると分析。PC事業で培った技術を、汎用的ではない用途別に最適化しドローン・ソリューションに生かす。

VAIOのドローン事業子会社のVFR

 VFRの社長にはVAIOのCINO(Chief Innovation Officer)を務め、元レノボ・ジャパン社長の留目真伸氏が就任。独自のドローン企画から設計・製造・販売・修理・保守・点検・輸出入まで一気通貫のソリューションを提供するほか、他社製ドローンの設計、製造、修理も請け負う。

 VAIOはPC事業で培った高度な設計・製造技術によるコンピューティング技術やロボティクス技術などを生かして18年からEMS事業の一つとしてドローン事業を展開してきた。具体的には、ナイルワークスの農業用大型ドローンの量産や、エアロネクストの重心制御技術「4D GRAVITY」の原理試作支援など。

 また19年11月からは、産業用ドローンで中国大手メーカーのMMCと日本市場における事業化の検討を行ってきた。今回、事業を加速させるために子会社を設立した。VFRの所在地はVAIOの東京オフィス内となる。